また来期 高原のチョウ達よ・・

週末から月曜日にかけて、台風18号が日本列島を縦断。

実家への移動もリスクがありますので中止としました。
ですので故郷のチョウに会うことができません・・

思えばこの夏は、故郷の山や高原に拘って撮影したシーズンでした。
私自身シーズン最後に撮影した日の、高原のチョウ達を沢山載せて〆ましょう。





マルバダケブキにスジボソヤマキチョウ。
葉っぱのように見えるこのチョウも、この花に止まると花びらですよね。



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この日は沢山のクジャクチョウに出会えました。


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ようやくマツムシソウに止まるクジャクチョウの姿にも会えました。


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なかなか上手く撮れなくて、ずいぶん時間をかけました。



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裏翅での姿でしたが、2頭がマツムシソウにて遊んでくれました。



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クジャクチョウは止まる角度や翅の開き具合によって、
見せる表情も色々だなと感じました。

妖艶さだけでなく、地味さも秘めたチョウなのだと今年は気付きました。


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マクロレンズでも何とか撮らしてくれました。



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ヤマハハコの白い花だと、こうも雰囲気が変わるものなのかと…


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シータテハとジャノメチョウもマツムシソウに止まってくれました。


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いつまでも、自然の中でチョウが戯れてほしい。

来期、また会いましょう。









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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-09-17 15:01 | クジャクチョウ | Comments(14)

サラシナショウマにシータテハ

高原の花穂にチョウが止まった。

サラシナショウマの花は純白。白い花の中にオレンジ色の翅を広げましたので、
ほほーっと、引き込まれました。



チョウはシータテハ、さらに下に居るのがヒメキマダラヒカゲ。



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被写体に近づいたり離れたりして撮影です。


サラシナショウマの花には雌雄のしべを持つ両性花と、雄しべだけの雄花をつける株があるようです。

こちらは両性花かな。


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色々な昆虫がこの花に集まる。
人が居ようが脇目も振らずに吸蜜していて、さぞかし蜜が美味いのだろうなあ。
シータテハも全く逃げません。



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ハナカミキリのカップルでしょうか、小さな花の先端で結ばれていました。





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ここからは余談

シータテハの翅
裏翅の白い模様がcに見えるからシータテハ。
ウィキメディアによれば、
英名"Comma"、ドイツ語"C-Falter"など各言語でこのC字模様に由来する名前がつけられている

裏翅の形といい色合いといい枯葉に擬態していると思われるのですが、
このcはどんな意味が・・
かえって鳥などには目立ってしまうのではと思うのですが・・





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フィリップ・ハウス著の本では以下にて説明。
擬態の中には 両義性、一つの対象について2つの意味や解釈が可能な場合がある。
シータテハについては
剥げ落ちた樹皮と、白マークは目のようにも見え、げっ歯類を思わせる顔が潜んでいる。

とある。
げっ歯類と言われてもなんのことやら・・・、リス、ネズミ、ヤマアラシ?
私には顔がイメージできませんでした。

8月27日





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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-09-11 21:54 | シータテハ | Comments(14)

森の妖精

実家近くにもこの花の咲く場所があると知ったのはこの夏のこと。
標高も高い場所なので咲く時期もやや遅いようです。

レンゲショウマ(蓮華升麻)

キンポウゲ科のこの花は、森の妖精と呼ばれているらしい・・





深山ならではの霧の中の出会いとなりました。



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少しずつ晴れてくるのを待って・・





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蕾もあれば散った花もあって、深山の森の妖精は少し儚さも併せ持つのかな・・



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近づける距離ではありませんでしたが
マクロレンズでも撮影。少しだけ光りを玉ボケに・・


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久し振りにじわっとした野草との出会いを噛み締めながら歩く。




しばらく歩いた笹の覆う場所にて出会ったのがゴイシシジミ。

アブラムシを捕食するこのチョウですが
こんな日はこのチョウだって森の妖精に見えてしまう。



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深山では今年最後の発生時期なのでしょう。



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笹の葉の照り返しを受けて、表翅もやや紺色を帯びた。



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風が吹き、笹が音を立てた。

晩夏。森も生きていると感じる瞬間だった。


8月27日







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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-09-03 18:02 | 野草 | Comments(14)

キベリタテハの翅

ある日の昼下がり。
廃墟と化した森の中の一軒家。
辺りは冷やりとした空気が立ち込め、物音一つ聞こえない。

空を切るように飛んできた小豆色の翅のチョウが
窓ガラスにぴたっと止まる。
チョウが覗き込んだ視線の先には一人の老人が古ぼけた椅子に座り、
ちびりと舐めるようにウイスキーのグラスを傾けていた。

人が居たのか・・
チョウの翅の外縁の黄白色が怪しく光った。


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・・・・
なーんて小説の一こまのような光景を演出するのにこのチョウは似合うのかな
(苦笑)


キベリタテハ(黄縁立羽)

北半球の温帯から寒帯に広く分布するタテハチョウ。
日本では晩夏に姿を現しては亜高山以上の標高にて魅了するチョウだ。
何故か植物に止まるよりも建物やアスファルトに止まってしまうのですが、
こんな窓枠に止まると絵になるものです。



この日、私は結構な数のキベリタテハに出会えた。
相変わらず止まるところはこんな場所が多い。



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こんな道沿いのガードレールの金属のワイヤーでも口吻を垂らす。
このチョウは人造による物に含まれる微妙な芳香族の臭いに敏感で、かつ好きなんだろうね、とは私の推測。



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裏翅から外縁に別の色が見えるタテハチョウってキベリタテハだけかな?




それでも今回は、自然の中の石やら土やらに止まるまで粘りましたよ。

止まるとすぐに翅を広げるから似たような姿ばかりだけれど、
この表翅の魅力に引き込まれて写真を撮っているので、チョウには感謝の一言に尽きる。



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白い石がこのチョウの翅色を引き立ててくれたね。


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綺麗な水で濡れる土での吸水は嬉しかったなー。



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最近買った本、「なぜ蝶は美しいのか」 フィリップ・ハウス著の中にて
キベリタテハの翅についても取り上げられている。

この翅の外縁、有毒な幼虫に擬態しているとか・・

「黒い斑点のある白、またはクリーム色は、カイコガの背の曲がった幼虫や
その祖先である中央アジアの野生種クワコの幼虫に似ている。
これらの幼虫が餌にしている桑と葉に毒素を持つ。
キベリタテハが新世界に入植した際にも
これらの幼虫の模倣は有利に働いたと考えられます・・」
(天敵の鳥に食べられないの意味)

そう言われてみると、後ろ翅の小さな突起は蚕の足にも見える。

「でも、だったら葉っぱに止まってよー。土や石に蚕はいないでしょー。」

と思ったのはこの日より後のことでした。



1回だけ草に止まりましたが、翅の上に葉が被っちゃって・・



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手の上に乗せたキベリタテハを葉っぱに止まらせようとして、いやだと逃げられた私でした。


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ヤナギランが霧の中で美しく、チョウに癒された日でした。



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8月17日 信州にて





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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-08-30 20:02 | キベリタテハ | Comments(14)

初秋に似合う

今年も信州の高原に、羽化したアサギマダラが飛ぶ季節となりました。

久し振りに晴れた8月17日。 空の色はもう秋色かなと感じます。

訪れたのは峠なのですが、高い所にアサギマダラも集まる習性があるのか、沢山上がって来ていました。


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これから南下の長い旅が始まります。充分にここで休息して、また三河で会いましょう。



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エルタテハもガードレールのポールにくつろいでいました。
久し振りに近くで撮ってみると、濃いオレンジの濃淡に黒と白の色合いは魅力的なチョウです。
こんどは自然の中にて会いましょうね~。


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ふと見ると、大好きなヤマハハコにクジャクチョウが止まっていました。
そろそろドライフラワー化が始まるかなと思わせる白い愕に色が変わりつつある黄色の花。

ゆったりと吸蜜していましたよ。



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閉じ気味の翅からは、妖艶さよりも陰影を秘めたような趣きがあるなと気付きました。


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ちょっと後翅にはビークマークが、鳥さんにつかまりそうになったのかな。



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一度飛んで止まったのは別の花。この花はヨメナかな。


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ヤマハハコ(山母子)にヨメナ(嫁菜)
優しそうな女性を想像する花に、クジャクチョウもなにか甘えているような気がしました。


高原の秋に似合うチョウ。もう少しこの初秋に出かけて出会いたくなりました。











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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-08-26 18:48 | クジャクチョウ | Comments(14)