最近の週末は三河と実家の信州を交互で過ごすことが多い。
それぞれの地域の気候の変化を感じることが出来るのは、隔週という訪れるサイクルのおかげかと感じる。 載せるのは先週の信州。断片的な光景をつらつらと並べる。まとまりの無い展開となる。 実家敷地にて園芸種のバイカウツギが咲いていた。清楚な白さが印象的だった。 用事を済ませた後はちょっと寄り道。この時期道中で目立つのはオオキンケイギクで一杯の景色。 楚々とするバイカウツギの余韻はあっさりと消えてしまう。こちらは鮮やかな黄色が広がる。 でも喜んではいけないようだ。 Wikipediaによれば、北アメリカ原産の宿根草。観賞用として持ち込まれ、荒廃した河原などへの緑化植物として好まれた。 しかし、今や日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている・・。 いつの間にこんなに増えて・・、といったところか。人間が良かれと思って持ち込んだのに今や厄介な存在。 植物に罪は無い。人間の安易な判断が招いた結果だ。 そんなオオケイキンギクの近くに住むチョウは絶滅危惧ⅠB類のミヤマシジミ。 今のところ食草のコマツナギは健在。荒れた地であるもののこの植物は強いのか。 ずっと懐っこく付き合ってくれた2頭に感謝。何枚も撮らせてくれました。 ♀ コマツナギにて表翅を強調するかのようにポーズを取ってくれました。 ♂ 原産地がヨーロッパのムシトリナデシコの芽に止まり翅を広げた。淡いブルーが周りの枯れ草色の中で優しく感じた。 ちょっとやんちゃな感じで、帰化植物のクスダマツメクサでも遊んだ。 真っ直ぐに伸びなかったヘラオオバコの蕾にバランスを取るように止まった。この植物も帰化植物。 まるで花を見つめているかのような仕草だ。 こうしてみるとミヤマシジミの住む環境は帰化植物だらけだ。 コマツナギの花が無い時期、これらの植物が給蜜源として絶滅危惧のミヤマシジミを支えているのはほぼ間違いないのだろう。 持ち込んだ植物が絶滅危惧を救い、一方では駆除の対象となる。なんとも複雑な構図だ。 昔はカワラナデシコがあって、そこにミヤマシジミが舞う。そんな光景があったのだろうか? この後ちょっとだけ高い場所へと移動。たくさんのイチモンジチョウが飛んでいた。 ウラギンヒョウモンも飛び出した。 チョウもすっかり夏の装いだ。次回訪れる時、チョウの光景はどのように変わってているのだろう。 6月11日
by MIYAKOUTA5040
| 2017-06-18 07:50
| ミヤマシジミ
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Comments(14)
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22wn3288 at 2017-06-18 08:48
御地のミヤマシジミは健在ですね。
頑張っているようで、何時までも元気で居てほしいですね。
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rindon3190 at 2017-06-18 09:55
きれいな高原の花たち、そこに集まるチョウたち。
共存共栄のようですが、帰化植物は駆除の対象になりチョウは絶滅危惧種指定、複雑ですね。 オオキンケイギクはものすごく繁殖が早いようで、あっという間に群落になりますね。 ヘラオオバコにとまる姿が可愛いです。 いつか花がなくなればまた、次の花の味に順応するのでしょうか。 それともまた、環境を変えてどこかへ・・・・
こんにちわ~♪
そっか・・・・・隔週でご実家へ帰っていらっしゃるんですね 長距離の移動だから大変だとは思いますが、両方の季節の変化を感じられるのはいいですね(#^^#) シジミチョウはなかなかじっと止まる姿を撮らせてくれないけど、随分とたくさん相手をしてもらったようですね 植物もいきものも、外来種が増えて生態系への影響が心配と言われてるけど・・・・・・ そんな中でも環境に応じて生きようとしてるんだね
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himeoo27 at 2017-06-18 16:05
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Sippo5655 at 2017-06-18 21:23
外来種の問題は難しいですよね。
時代と共に、植物相もどんどん変化していくでしょうし、 生物もその変化に対応していくしかないでしょうね。 ミヤマシジミ、しっとりと そしてゆったりとくつろいでいるようですね(*´∇`*)
バイカウツギをバッグに山が霞んで見えていますが、良いアングルですね。
オオキンケイギクは特定外来生物ですが綺麗な花ですネ。 (#^.^#) 沢山のチョウを撮られましたね。外来種と持ちつ持たれつの関係? (@_@) なかなか難しいですね!
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-19 05:16
蝶・旅の友さん
おはようございます。 コメントありがとうございます。 まだ出始めの季節だと思いましたので数は少なかったです。 帰化植物の吸蜜シーンが多く、 ここの生態系とT側とを比較くしたくなりました。
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-19 05:19
rindonさん
おはようございます。 コメントありがとうございます。 オオキンケイギク、どんどん領域を広げそうです。 コマツナギの領域もそのうち混ざるのかと複雑な思いです。 帰化植物での蜜源、いまやどの地域でも欠かせないのでしょうね。 ミヤマシジミのフレンドリーなこ個体に癒されました。
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-19 05:23
chappyさん
おはようございます。 コメントありがとうございます。 ほぼ隔週で行ったり来たりです。 移動は慣れていますが都度用事が発生します。 帰化植物にて生存を継続する姿は今や当たり前なのかも知れません。 季節毎に植物を調べてみたいと思います。
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-19 05:25
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-19 05:30
Sippo☆さん
おはようございます。 コメントありがとうございます。 オオキンケイギクはどんなスピードで広がるのでしょう。 コマツナギとの領域がどう変わって行くのか見守ります。 あまりに変わるようでしたら、駆除も要請しなくてはと思います。 ミヤマシジミはのんびりと遊んでいました^^
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-19 05:33
だいさん
おはようございます。 コメントありがとうございます。 バイカウツギの背景は実家からの景色です。 オオキンケイギク、黄色の絨毯ですね。 ミヤマシジミは元気でしたよ。 帰化植物のお陰だと思っています。 外来種の問題は難しいですよね。
こんばんは
オオキンケイギク、噂は聞いてましたが凄いですね! こちらは最近アカバナユウゲショウが勢力拡大中です。 黄色い小さな花、検索の手間が省けました。感謝します^^。 私が初めてミヤマシジミを見たのは運動公園の片隅、蝶 マニアの自然公園管理人の方に教わり行った場所でした。 他にいくらでもコマツナギがあるのになぜかそこにしか 居ませんでした。今はいなくなり、草刈りで草地も消滅 しました。 近隣では細々と生き残ってます。
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MIYAKOUTA5040 at 2017-06-22 05:17
つばさ2号さん
おはようございます。 コメントありがとうございます。 一面のオオキンケイギクでした。 アカバナユウゲショウ、 我が家は一時期庭に多かったですが、いつの間にかなくなりました。 そんなに勢力を拡大する力があるとは思ってませんでした。 ミヤマシジミは限られた場所のみの発生となりますね。 私も色々探しています。 食草は沢山分布するのに、川沿いの一部ですよね。
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