カテゴリ:スギタニルリシジミ( 2 )

杉谷

4月12日、前日の心地よい桜とチョウのシーンの余韻が残るなか、
この日は華やかさとはかけ離れた、地味な林道へと向かった。
川の流れる音に時折鳥のさえずりが聞こえるのみ、誰も人はいない。

キブシも終盤。この花を今年初めての撮影とは、山道をゆっくり楽しむことがなかった証拠だ。

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この日の目的はスギタニルリシジミ(杉谷瑠璃小灰)。
このチョウも春しか見られない、スプリングエフェメラルなのだが、
地味な翅、というより渋い翅だ。

場所に着くや否や、濃紺に近い色をちらちらさせながら飛んでいた。
止まった。
翅色を目立たせること無く背景の石色に合わせたような姿だ。

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河原へと降りてみた。
寒かった石にようやく陽が射したせいか、半開翅をしてくれた。
表翅も背景の石と同じような色で目立つことを許さない。

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背景がすっきりするような位置には止まってくれなかった。

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全開翅も見られた。

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とにかく地味だ。この日唯一出会ったルリシジミと比べてみると色の違いが分かる。

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散り朽ちる椿に止まった。春も決して明るい光景だけではないのだよ...

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暖かい土地で飛べば良いのに、人気の無いこの地が合っているのかも知れない。

そんな林道を一頭の白いチョウが弱々しく舞い降りた。
ヤマトスジグロシロチョウかな。
日差しが弱く少し寒い証拠だが、いかにも痩せた地にいるような風情が印象的だった。

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 4月12日静岡県にて
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by MIYAKOUTA5040 | 2015-04-16 21:43 | スギタニルリシジミ | Comments(18)

キブシに渋き

4月12日。久し振りに週末に良い天気となりました。
しばらくギフチョウを追いましたので、昨日は一時中断して、昨年撮るタイミングを逃したチョウを追うことにしました。

スギタニルリシジミ。
とにかく地味な裏翅で、なかなか表翅を開かない。翅の渋いこのチョウを撮っておきたくなりました。

まだキブシが咲いています。こんな花に止まるイメージを持って待ちました。

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10時前から飛ぶ姿は有るのですがすぐ見失ってしまいます。
この時間帯はコツバメを撮りながら待っていました。

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11時過ぎてもなかなか止まりません。止まっても敏感ですぐに逃げてしまいます。
ようやく11時半を超えた頃より、眼が慣れたのか撮影出来ました。

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ウリカエデの花に止まり、吸蜜です。


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キブシにも止まり吸蜜しました。
どうも翅が渋いせいか、持っていたイメージとは異なり見栄えがしないものですね。
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枯葉との組み合わせがむしろ渋さを活かしているようにも感じます。

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春にしか発生しないこのチョウも何とか今年は撮れました。
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by MIYAKOUTA5040 | 2014-04-13 05:01 | スギタニルリシジミ | Comments(14)