カテゴリ:八重山のシジミチョウ( 4 )

リュウキュウウラボシシジミ

西表島の林道にて星に会った。

黒い星を持つ小さなシジミチョウは、ちらちらとゆっくり日陰で飛んだ。

思いついたら南への旅に出る。その突拍子も無い行動がこの出会いに繋がった。


リュウキュウウラボシシジミ


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白き翅の外縁は繊細な線と点。そして後翅上方に大きめの黒い星。
日向に飛び出すことなく暗い場所で、派手な振る舞いをすることなく静かに飛んでは止まった。


良い子だった。
私の想いをじっと聞いてくれているかのように、止まって欲しい場所に止まり、カメラにも向き合ってくれた。


シダの先端に止まる。何ともこのチョウの静かな性格を表現するのにふさわしい場所だった。



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反対から見た逆光の翅。表翅の褐色に囲まれた中に明るい部分を微かに覗かせた。




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センダングサにて止まった姿には儚い中にも甘美さを秘めた。




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この子の夢はなんだろう。そんなこともこのチョウからは想像させてしまう。



どうぞ私の夢を感じ取って下さい。とばかりに近づくのを許してくれた。




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「私の夢は水清き命の森が守られること。燦々と降り注ぐ太陽の光の僅かな木洩れ日が美しいこと。
ここで育つ仲間がいつまでも微笑ましく生きること。沖縄高江の仲間達の命が守られること・・」



南国に小さく、そして翅に希望の星を抱くチョウがいた。
いつまでもこのチョウが生息する環境を残して欲しいものです。



10月11日





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by MIYAKOUTA5040 | 2016-10-31 19:25 | 八重山のシジミチョウ | Comments(14)

ちっちゃなちょうちょ

週末は相変わらず実家との往復に追われてしまっている。
高速道路沿いの木々は紅葉が進み、ススキの穂がきらきら輝いて綺麗なのですが、
のんびりと写真を撮っている状況に無いのが残念だ。


八重山の話が暫く続く・・


石垣島のハマセンダンの木の上を悠々と飛んだオオゴマダラが日本を代表する大きなチョウならば、
どうやら一番小さいチョウも八重山にいるらしい。

とのことで西表島にも行ってみた。


食草のタヌキコマツナギ。

本土のコマツナギと違って茎は地面を這うように広がっていた。
綺麗な朱色の花でしたが、ここにはちっちゃなチョウはいませんでした。



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「まずタヌキコマツナギを見つけて、あとは小さなハエが飛ぶイメージで探すのだよ。」
と友が教えてくれた。


他の場所にてタヌキコマツナギは見つかったがチョウは見当たらない。

前回同様また見られないかと思っていたら、一頭飛んでいるのが見えた。


タイワンヒメシジミ

なるほど、これは小さい・・

チョウは私に驚いたのか食草から外れて道に飛んで行った。

目を凝らして追っていたらアスファルトの上に止まった。
よく見失わなかったなぁ、と自分でも感心したわけで・・


うーん、撮りたかったタヌキコマツナギに止まるイメージと全然違うけど、
これも出会いだよね(笑)



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写真ではその小いささが表現できない。
そうですね。前翅の大きさは5mmほどでしょうか。
翅を広げても1cmくらいかな。


国内で最小と言われるチョウに近づいて撮る。もちろん腹ばい。


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畑縁の枯れたサトウキビにも止まってくれた。
少しは八重山らしい組み合わせですが、説明しないと分からない。




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思いっきり近づいて撮る。
どうでしょう、ノートリミングでここまで写せたら良い方かも。



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もう一度探す。
違う個体も見つかったがすぐに見失う。
小さすぎるって・・

結局全部で見たのは3頭。最後の一頭がようやくタヌキコマツナギに止まった。
それでも花は全く無い場所でしたので、
何に止まっているのか良く分からないよね。



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まあ、日本で見られる一番小さなチョウに出会えただけでも
西表島に来た甲斐があったというものです。

また何時会えるか分からないけれど、
今度はタヌキコマツナギの花で吸蜜してね。
そして翅も広げてね。


10月11日





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by MIYAKOUTA5040 | 2016-10-24 18:54 | 八重山のシジミチョウ | Comments(10)

存在感のあるシジミチョウ達

早11月となり、住む近辺のチョウも少なくなって来ました。
最近は、忙しいこともあり、チョウの散策にも出かけられず、撮影した八重山のチョウの写真を眺めていることが多い。

前回の実に続き、乗せるのはパパイアの雄花。実にはならないようです。
白い清楚さが魅力的です。

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八重山のシジミチョウ。
スジグロカバマダラのようなカラフルなチョウや、ツマムラサキのような奥深い紫に眼を奪われることが多い中、地味ながら存在感のあるシジミチョウ達を載せます。

台風の影響で風が強く、静止時間が少ないため上手く撮影できなかった上に、翅も開く機会に恵まれませんでした。裏翅ばかりとなりました。

オジロシジミ。
ツバメシジミ?とガイドさんに聞いてしまったが、確かに翅色がやや茶色味を帯びていました。

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ヤマトシジミに似ていますが、遥かに小さい。
センダングサの花びらと比較するとわかります。
ホリイコシジミ。

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ヒメシルビアシジミ。
本州のシルビアシジミよりも裏翅の黒い斑紋が薄いですね。

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本州でも見たことがある、クロマダラソテツシジミ。
唯一翅を開いてくれました。メスの濃い青が印象的でした。

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暗い林道で止まったタイワンクロボシシジミ。
尾錠突起がちょこんと有り、銀色ぽく見える翅に黒い点。私好みです。

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随分小さかったので、上と同じかなと思って撮っていましたが、尾錠突起がありません。
これはヤクシマルリシジミか?
後ろ翅上部の黒い点が丸く、何か違う品種のように感じてしまった。

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ガイドさんに見つけていただいたイワカワシジミ、残念ながら翅の半分がありません。
写真も緑色が出せませんでした。

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表翅やイワカミシジミの綺麗な翅を撮るという課題を残しました。
また訪れる機会があれば・・と思うのでした。
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by MIYAKOUTA5040 | 2014-11-02 08:03 | 八重山のシジミチョウ | Comments(10)

八重山のウラナミシジミ達

10月10日から14日、台風に悩まされながらも、たくさんのチョウに会うことが出来た八重山への旅でした。
帰りの便が欠航となりましたが13日にちゃっかりと追加で一泊してチョウを楽しむことも出来ました。

会えたチョウがたくさんですのでブログでは数種類ずつを採り上げて、まとめて行きたいと思います。

八重山であちらこちらで咲いていたネムノキに似た植物。白い花が綺麗で本州では見かけないので写真を撮りました。

ギンネム。
調べてみると原産は中南米。人為移入され、あちらこちらで繁殖し、外来生物法によって要注意外来生物に指定されているとのこと。八重山古来の植物ではありませんでした。こんな例は八重山に限らず至る所でありそうだ。

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印象に残ったチョウとして、八重山でのウラナミシジミ系のシジミを載せます。
本州で見られるウラナミシジミに比べて小さく、飛び方もちらちらと可憐でした。

ルリウラナミシジミ。
飛んでいる時は表翅の青色が反射し、ほんと綺麗でした。
ところが止まると翅を開きません。
写真からは魅力が伝わりませんが、ちょうど時期的に多いようで、たくさん舞う姿が印象的でした。

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ヒメウラナミシジミ
メスの裏翅は黄色が映えます。羽化したての翅は金色に見えるとか。

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やや大きめなのがアマミウラナミシジミ。
渋い翅でした。

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本土にみられるウラナミシジミもいました。タイワンクズの花との組み合わせが八重山ならではです。

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いろいろな種類のウラナミシジミに魅力を感じた旅でした。
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by MIYAKOUTA5040 | 2014-10-16 20:52 | 八重山のシジミチョウ | Comments(10)