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ネコノメ思慕1

山の中の川辺。
そこに小さくも輝く植物達が生きていた。

こんな書き出だしにさせた植物の正体は、この時期だけひっそりと花を咲かせるネコノメソウ達だ。

3月27日。
寒の戻りで気温も3℃の朝、その場所に着いた。

聞こえるのは流れる水の音と、土を踏む私自身の足音だけ。
ひんやりとした空気が身を包んだ。

小さな花が囁く。ここに私はいるのよと。
薄暗い中で、黄色いこの花に見つめられたような気がした。


トウノウネコノメソウ(東濃猫の目草)


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私もこの花と向き合う。
日陰の自然光の中で、そうそうピントが合わないのも承知でありったけこの花に近づいて撮る。
良い写真を撮るというより、同じ環境の中での花との会話だ。






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透明感溢れるこの花に、せめて蘂だけでもピントが合えば願った。
あとは花自身が自由に表現をしだすような気がしたからだ。





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少しだけ日が射した。

薄黄色の花びらが輝いた。



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To be continued







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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-30 20:33 | 野草 | Comments(14)

ミツマタにて 2016

この週末、
寒の戻りはありましたが、三河は天気に恵まれ爽やかでした。

3月26日。
一年振りに訪れたミツマタの群生地。
景色と同時に花に訪れるチョウをと、午後のひと時を楽しむ。


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多かったのはテングチョウ


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コツバメ、
今年初めてのこのチョウとの出会いはミツマタの花。


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甘い香りにコツバメも酔ってくれれば、と思いましたが、
しっかりと翅を閉じて凛々しい姿でした。




PS.
ブログを見ていただいた方から、以下コメントを頂きました。

ミツマタ群落はシカ害を象徴する、シカが嫌いな植物だけが残った林床風景です。きれいだと喜んでばかりいられませんね。


その通りですね~




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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-27 19:13 | コツバメ | Comments(12)

春色添えて

春も新緑前の季節は、花を撮りたい。花にチョウが止まればなお嬉しい。

ここ数週間の週末の休日はそんな思いで散策をしていました。
そうそう良いシーンでチョウは撮らしてくれませんが、
載せていなかった画像を、季節に取り残されてしまう前に載せておかねば・・


コケリンドウ

ハルリンドウやフデリンドウと比べても小さくて可愛らしく、色も淡かった。
見ていてほのぼのします。


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白い花のコケリンドウも



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いつものふれあいの里ではおなじみの赤色のマンサク。花も終盤の時期にかろうじて間に合いました。

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タンポポにはキタキチョウが止まりいい感じ。



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なんといっても菜の花と一緒にチョウを撮りたい。


そんな願いを叶えてくれたのは、ベニシジミ。


花はちょっと終盤ですが黄色と紅はやっぱり似合うね。


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菜の花の背景にはオオイヌノフグリを散りばめて、
春らしい光景にベニシジミも幸せだー。



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また春の長閑な光景を探しに行きたいものです。でも週末はまた少し寒が戻るとか・・







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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-23 19:11 | ベニシジミ | Comments(16)

ブログ仲間の「蝶 写真展」を終えて 

3月15日から開催されていた ブログ仲間の「蝶 写真展」が昨日終了しました。

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私は2日間のみの会場出席に留まりましたが、たくさんの皆さんにお越しいただきました。誠にありがとうございました。

これも、この写真展を開催されるにあたり、主となりご準備頂いた、蝶・旅の友さん、Gallery亜鳥絵の皆さん、
ならびに出展に向けてご協力いただいた大勢の方のお陰です。感謝申し上げます。


会場では日頃よりブログを見ていただいて下さり、まだお会いしたことが無かった方ともお会いでき、
たくさんのお話をさせていただきました。嬉しかったです。


事前に写真展開催をブログに載せた際、遠くて行かれないので、終わったら展示した写真を載せて欲しいとの希望がありました。
私の作品のみで誠に恐縮でございますが載せておきます。いずれも過去ブログに載せたものであります。


今後ともよろしくお願い致します。

 MIYA KOUTA



「妖精の吸蜜」 ミヤマシロチョウ

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「陽春」 ギンイチモンジセセリ

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「翅艶イルミネーション」 タテハモドキ

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「西日に包まれ」 スミナガシ

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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-21 05:49 | Comments(20)

モンシロ便り 2016

ここ数日は4月上旬の気温になるとか。
こんな時はふらりと野山を歩きたいものですが、仕事ゆえ我慢です。


もうずいぶん前に撮っていて、まだ載せていない野草。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)。
凜と清楚な風貌ですが、全草に有毒成分を含むとか。
これも植物が生き残るための術なのでしょう。


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各地でモンシロチョウ発生の便りが届いています。

私もようやく会うことができました。
3月13日。
例年並みの時期でした。
今年の初見はなんと家に面する畑の中。
身近な場所の家庭菜園は、住み心地が良いのでしょうか?


今年はオオキバナカタバミの花との組み合せが最初となりました。




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屋根より高く飛んで、なかなか降りてこなくてやきもきしました。





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気温も上がりこれからたくさんのチョウが舞い、野草も咲くことでしょう。
楽しみな季節となりました。







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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-16 20:32 | モンシロチョウ | Comments(16)

ヤマトの・・

2月末から3月頭はチョウもたくさん飛び出し、心なごむ姿が見られました。

この時期観察した新生チョウの中で、一番驚いたのがヤマトシジミ。
写真は3月5日のもの。
観察する場所でこんなに早く見られたのは初めてのことです。

小さなオスでした。
淡いブルーの表翅と淡いグレーの裏翅。
じんわりと訪れた春をこのチョウにも楽しんで欲しいものです。


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この時期、チョウも魅力的ですが、
自然観察をしているうちに野草にも引き込まれている自分がいます。

2月28日。ミスミソウの後も、魅力的な野草達と出会えました。



ヒロハノアマナ(広葉の甘菜)
朝訪れた時は花は閉じていましたが、日差しを浴びると沢山咲きました。



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この花、以前はチューリップ属にもなっていたようです。
確かに小さなチューリップのような感じです。
ヤマトのチューリップとでも言いましょうか・・

純白の花びらは春の煌きそのものでした。



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ミノコバイモ(美濃小貝母)。ちょうど咲き出した時期でした。
釣鐘の形をし、赤い網目模様の花。
日が当たるとこの赤がランプが灯ったように見えた。


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ブロク仲間たちの 「蝶 写真展」 絶滅危惧種も見られます
2016.3.15(火)~20(日)
豊橋市東雲町 「亜鳥絵」

 
  参加者は6人、一人 A3 4枚で展示する予定です。
 
  会場は小さいですが、
 隣室に喫茶室があってコーヒーを飲みながらお話も出来ます。
 只駐車場が狭いので注意が必要です。

 

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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-13 06:58 | 野草 | Comments(16)

越冬明け

3月も早2週目。

載せるのは2月末と3月最初の週末のチョウ達。
暖かかった日が多かったから、
西尾の谷戸のような場所にもたくさんのチョウが飛びました。

土手に植えられた桜。春の穏やかさを感じる色ですね。


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土筆もたくさん顔を出しました。



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新生のチョウにも会えましたが、越冬明けのチョウ達をまずは労いました。
寒い冬を頑張ったご褒美か、花に止まるチョウ達の吸蜜時間は長いですね。
翅を広げて太陽の光を一杯浴びてくつろいで、春だなぁ。。



たんぽぽとヒメアカタテハ


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たんぽぽとキタテハ


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キタテハは沢山飛び出して、陣取りして他のチョウを追いかけていました。
越冬チョウ達の子孫繁栄に向けた活動が早くも始まっていました。




テングチョウは菜の花で吸蜜


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ミスミソウ観察の日に見つけていただいたルリタテハ。
遠くからでしたのでこの写真はトリミング。


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いきものふれあいの里ではウラギンシジミ。

オス

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メス

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ほぼ同じヵ所にてウラギンシジミは見られました。
3月にオスメスが揃って翅を広げる姿を見るのは初めてかな。

じっと冬を耐えたチョウ達。
こうして元気な姿を見せてくれるのは嬉しいことです。

週末また寒くなるようですがもう大丈夫でしょう。






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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-09 21:06 | ウラギンシジミ | Comments(14)

ミスミソウ

昨日は啓蟄。ここ数日暖かい日が続き、たくさんのチョウと会えました。
これから先、いきもの達との出会いに心躍る季節となります。

載せるのは一週間前の2月28日のもの。先輩方のご好意により沢山の野草に会うことができた日でした。

ミスミソウ
自生のミスミソウは枯葉の多い山の中に咲いていました。
気温が低かった時に閉じていた萼片も、この日の穏やかな天気により開きました。

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地味な風景の中での白い花は、清楚そのものだ。
不思議と小さな花と向き合っている時は穏やかな気持ちになり、後からじわーっと充実感で満たされる。



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僅かに森の中に光が射した。

静かに佇むミスミソウが妖精となった。

逆光により生命に満ち溢れた色に変わり、長い冬を耐えた喜びを、光放っているように感じた。


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この日の野草と、最近出会ったチョウにて数回ブログを更新して行きたいと思います。






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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-06 17:37 | 野草 | Comments(18)

長崎へ2 祈りの島

ランタンの夜の翌日、向かったのは五島列島の上五島。
ここにも龍馬ゆかりの地がある。
長崎のグラバーから購入したワイル・ウエフ号は、潮合崎で大暴風雨にて遭難し、この地に駆けつけ村役に慰霊碑建立を依頼したとか・・

そんな家内の希望に沿って訪れた島であったが、
特に印象に残ったのは、たくさんの教会があることだった。

厳しいキリシタン迫害を逃れるように島に移住するも、五島崩れにて主だった信者が拷問を受け、島民全員が島を一時脱出した。
キリシタン禁制の高札が撤去され教会は建てられる・・
石造の教会 頭ヶ島天主堂。


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他にも3ヶ所教会を巡った。

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島の南にレンタカーを走らせる。
たどり着いた場所は日島の石塔群。

ここは大陸との交通の要だったのだろう。
海を臨むように石塔が並ぶ。14世紀のものもあるらしい。
大陸との接点の中で、土地を見守った人達のものか、それとも大陸に渡る前に建てた墓なのか・・


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祈り。
この島の古人はきっと海を眺めて祈ったに違いない。

日差しに輝く海と空を見ていてそう思った。


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この石塔群の傍に群生するのはハマジンチョウ。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
ゴマノハグサ科の塩生植物。
長崎県は北限になるらしい。

この旅で唯一自然ブログに使える写真となりました。


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チョウはこの日も見られませんでした。
この島にはタイトゴメを食草とするクロツバメシジミがいるらしい。
いつか訪れてチョウを見たいものです。



負け惜しみに北遠州のクロツバメシジミ

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次回からは、またいつもの調子のブログに戻ります。







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by MIYAKOUTA5040 | 2016-03-03 19:30 | 観光地とチョウ | Comments(14)