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ちょっと休憩 鞆の浦

チョウも少なくなってきました。

この秋のブログは八重山と晩秋蝶景をテーマに、いつもと異なる趣向でまとめました。
気合?が入っていましたので??ちとここで息抜きしたく・・
といっても1ヶ月以上も前の事ですが。

瀬戸内も鞆の浦
遣唐使もここの港に立ち寄ったという交通の要所。
龍馬ゆかりの場所でもある。
・・伊予大洲藩から借り受けた西洋式の蒸気船「いろは丸」。紀州藩の明光丸に2度にわたって衝突浸水のため宇治島沖で沈没してしまったのでした。
その後、両方鞆の浦にとどまり繰り返し賠償交渉が行われました・・

そう家内の龍馬好きにまた付き合った私。

でも行ってみるとこれが良い町で気に入ってしまった訳でして。


龍馬の史跡に絡むものもそれはそれで良かったのですが、

港の景色と、料理やアート。町づくりに気を遣っていました。

結構癒されました。



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蔵をうまく町の景色としてディスプレイにしたり、ふと入る店もこれが洒落ている。


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こんな日の酒は適量となり



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出歩けば、常夜灯が美しく、月夜に程好く酔いも回る。




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チョウは?
ほら、ちゃんと撮っているでしょう・・



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えっ・・魅力が伝わってこない。そりゃ失礼をば。
こんなホームページを覗いてみてね
https://tomomonogatari.com/


まもなく12月。
チョウの画像も少なくなり、この冬もブログの更新は減るなぁ。





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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-29 19:10 | 観光地とチョウ | Comments(12)

晩秋蝶景 契り


晩秋に 想い描くは 春舞う我が子



蛹の抜け殻にて止まるキタキチョウ。
羽化して間もなく結ばれた。

前ブログの画像の20分後、
一度離れて戻ってみると蛹の下のチョウが増えていた。


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キタキチョウは、羽化前の蛹にオスが止まってメスの羽化を待つという。

きっと私が写真を撮り終えるのをオスは待っていたのでしょう。


羽化したばかりのメスとの交尾をどう感じるかは、あくまで人間の主観。
キタキチョウが子孫を繁栄させるべく進化してきた理がきっとあるのでしょう。





もう一頭オスが飛んできました。


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交尾のオスが翅を広げた時、メスの尾に雫が光った。



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美しくもちょっと哀しい涙に見えてしまった。私自身人間の性を背負って生きている証拠ですね。


             晩秋蝶景 お・わ・り


 
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<参考>

こんな晩秋に交尾をして、ほんとうに子孫は育つのか?
この場所の食草であるクサネムはとっくに枯れている。
単にオスの業によるものなのか、
いや、きっとそんな事はない、子孫を残すべき理があるのでは。

気になって文献を調べてみました。

キタキチョウの越冬前の交尾の意味には

1)オスが強制的に交尾を強いる
2)越冬後のオスに出会えない可能性に備えて、あらかじめ精子を準備しておく
3)オスから受け取った精包を越冬用の栄養にする
 の説があるようです。

多くの秋型のメスは、越冬前に夏型のオスと交尾し、精包(精子を包むカプセル)を持ち、
越冬後も秋型のオスと交尾をする。
越冬前には産卵はしない。春に厳しい精子競争を経て産卵をする。


やはり子孫を残すためのキタキチョウの生態メカニズムがありますね。


ところで秋型のオスは越冬前は交尾の意欲が無いと言うのですが、
上の写真、私には秋型に思えるのですが・・


<参考文献>
昆虫と自然 50(9)、2015
成虫越冬するキタキチョウ秋型雌の交尾戦略  小長谷達郎

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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-26 21:43 | キタキチョウ | Comments(14)

晩秋蝶景 羽化


越冬の 宿命背負って 黄蝶羽化す


蛹から出たばかりのキタキチョウに出会いました。


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11月5日。立冬の2日前の朝でした。

ぶら下がっているのはキタキチョウ自身を包んでいた蛹の抜け殻。
陽が射し、逆光気味の黄色い翅が鮮やかだった。
前翅の渋き褐色がこの黄色をさらに引き立てていた。



キタキチョウは成虫越冬するチョウ。

こんな時期に羽化をして・・


厳しい寒さの中じっと耐えることを宿命としてこの子は産まれたんだ。

長い冬を乗り越える逞しい遺伝子を信じて、がんばって欲しいものです。


西尾市いきものふれあいの里にて



続きがあります・・







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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-23 19:53 | キタキチョウ | Comments(16)

晩秋蝶景 木枯らしに耐えて



木枯らしの残花を讃え 美蝶の頬ずり



近畿地方は今年10月29日に木枯らしが吹いたとか。
多くの花が枯れてしまう中、アザミは何とか色褪せるも咲いていました。

そんな花に土手の上からツマグロヒョウモンのメスが舞い降りました。

この時期ほのかに残るアザミはチョウにとって貴重な蜜源。
美しきツマグロヒョウモンが翅を広げると、イチモンジセセリは負けじと飛び回ります。


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チョウも花も木枯らしに耐えて残り、お互いを讃える。
ツマグロヒョウモンが吸蜜し、時折花に頭を付ける姿はまるで賞賛の頬ずりのように見えます。



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私に気付いても吸蜜に夢中だったこのメスもようやく満腹を感じたのか
ふと上に舞い、紅葉する葉の隣に止まります。



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晩秋の色合いがここにあるよと、チョウ自身が私に教えてくれたような気がしました。


10月30日 和歌山県

  




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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-20 18:57 | ツマグロヒョウモン | Comments(18)

晩秋蝶景 本州南端

夕焼けの 空を眺めし 極楽とんぼ


ふと潮岬まで車を走らす。
夕陽の中、海岸線に沢山のとんぼが舞うのが印象的だった!
写真に写った数は少なかったけどね。


とんぼに聞きました

「こんな夕焼け景色を毎日のように見ているんだ。
贅沢なもんだな。極楽とんぼだね。」


とんぼは言いました。

「かくいうあんたも、糸の切れた凧のようにこんな遠くまで来てさ、
のんきに夕陽なんか眺めちゃって、
どっちが極楽とんぼよ^^」


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「ところでチョウは?」

私は答えました。

「こちらは撮るのが難しかったぁ。」
「本州南端にいるチョウだと妙に拘って、
何回もしゃがんで撮影しましたよ。」
「観光客が私を見て不思議そうに通り過ぎて行きましたぁ。」

「いやー、海を入れたかったんでね。」


トンボ

「・・・・・・、やっぱあんた極楽とんぼだわー」




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ここのウラナミシジミは、こんな青い海を見て暮らしているんだ。


10月29日






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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-17 22:08 | 観光地とチョウ | Comments(16)

晩秋蝶景 茶の花とサツマシジミ 


茶の心 花の蜜にて蝶をもてなし



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ほろっと咲くお茶の花。
その花に止まるサツマシジミは吸蜜に夢中でした。
おもてなしの心をお茶の花自身が持っているのでしょうか。
サツマシジミは至福の時を過ごしているようでした。



なんか部屋からこんな光景を眺めて、ついでに抹茶でも楽しみたい気分でした。
このチョウの白い翅はより茶の花の白さを強調させているように感じました。

10月29日


晩秋、チョウも少なくなってきました。
ちょこっとチョウのいる光景でブログを繋げていければと思います。






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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-13 19:16 | サツマシジミ | Comments(14)

南の島に想いを託して

八重山の旅から一ヶ月が過ぎた。

私にとって出会ったたくさんのチョウ達は、悠々と過ごす楽園の中の生き物に思えた。
その光景は、日常生活の中で重たく感じる出来事を忘れさせてくれた。

チョウ達の記憶が薄れないうちにという思いと、いつもより丁寧に書き留めておきたいという気持ちが交錯し、
ブログも一ヶ月で収めるのが良いかなと思っていた。


旅の最終日(12日)。この日もすばらしい晴天で、午前だけの撮影では勿体無いと感じるほどだった。

この期間中、何回も見かけるも撮り損ねていたシロオビアゲハ。
出かけた石垣島の公園のランタナの花に吸蜜に来た。
傷みが無いことが幸いし、後ろ翅の蛍光を帯びた白い帯と真っ黒な翅のコントラストが美しい。



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ハマセンダンの木を見上げれば多くのチョウに混じって白いチョウが日差しに輝く。
このチョウはモンシロチョウのお化け・・ではない。

ナミエシロチョウ。
オスは、青春のきらめきを感じさせるように花から花へと踊り、時折下に付く花に止まって翅の艶やかさを魅せつけた。



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翅傷んだメスも南国らしい裏翅の黄色っぽさと黒い縁取りが素敵だ。




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最後は前回の旅と同じくウスキシロチョウが沢山飛ぶ場所で時間を費やした。


どうやらウスキシロチョウのメスがナンバンサイカチに産卵しているようだ。



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そのメスを巡ってオスたちが飛び回る。



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メスは卵をいっぱい産んだようだ。近くに寄らずとも葉の上にて卵は光った。
夢中に卵を産むメスの近くに一頭のオスがちょっとだけ止まった。



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まるで夫婦のようにオスはメスに語りかけた。

「ここでまた我々の子供達が沢山遊んで暮らせるね。。」



なにか心温まる光景を見たような気がして撮影を終えた。


またいつかここに来たい。たくさんのチョウ達が飛んで、植物と戯れる姿が見たい。

そう思った。




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最後までお付き合い頂きまして有難うございました。


















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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-10 21:36 | 八重山のシロチョウ | Comments(14)

切り絵のような翅 ヒメアサギマダラ

サトウキビ畑の道を小さなトラックが水をこぼしながら走る。
遠くに海が見えて空は青く浮かぶ雲は白い。

景色からはのんびりとした生活感が伝わって来ますが、西表島ではごく一般的な光景のでしょうね。
住む場所も変われば人の性格も変わってくるよな。
そんな事を思いながらレンタカーを返す場所に向かいました。



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鬱蒼とした亜熱帯多雨林の場所を離れ長閑な風景に出会うまでの道では、
センダングサにスジグロカバマダラが止まり、時折タテハモドキが舞いました。
気持ちもまた穏やかなものに戻ります。


タテハモドキは翅開く姿を撮らせてくれませんでしたが裏翅もエキゾチック。
10月の中旬で夏型なのに翅に痛みがないのも八重山ならではのことでしょう。



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ふとオレンジ色が目立つチョウの中にまだら模様の翅を見ました。
裏翅を閉じた翅からも、これがリュウキュアサギマダラでもアサギマダラでもないことが分かります。



ヒメアサギマダラ。
もともとは迷チョウだったものが定着したとのこと。



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翅を広げました。



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黒に近い褐色の線と白の組み合わせの翅。

センダングサに止まった状態でぱっと開いてくれた。
まるで真っ白な紙の上に、黒い切り絵を置いたような色合いだ。



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少し翅を鈍角に反らせた。



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ここまで翅を反らせて上向きに止まると、まるでアニメのスケッチのように見えた。




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アサギマダラやリュウキュウアサギマダラと違った黒と白の魅力。

なにか日本人の和心を掴んだような粋な井出達だ。


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そういえば、西表島にはこんなトンボもいたっけ。
コナカハグロトンボ。

会った時、思わず和竿!(釣竿)と言ってしまったよ。


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10月11日 西表島








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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-07 19:02 | 八重山のタテハチョウ | Comments(14)

亜熱帯多雨林の中の吸水姿

11月に入った。
八重山のチョウのブログも今回を含めて残り3回となりそうだ。

西表島のリュウキュウウラボシシジミが生息する林道を歩いた後、
場所を変えてアダンやヒカゲヘゴが生茂る亜熱帯多雨林の中を歩いてみた。

セミだけでなく怪鳥が奇妙な声で鳴き、蛙の声が響く。
自分の足音が周りの生き物達の鳴く音にかき消され聞こえない。
川沿いではイノシシが暴れた跡かと思う地面や、これはひょっとしてイリオモテヤマネコの糞?なんて思うような物も見た。



暗い。それでも時折太陽の光が届き、その中で咲くハイビスカスは美しい。



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こんな中だからこそ、生息しているのだ思われるチョウもいた。


シジミチョウも日向の場所に多かったルリウラナミシジミからアマミウラナミシジミに生育環境が変わった。




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暗い場所から日が射す葉に止まった。



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翅も開いてくれた。



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20mほど離れた日差しの中でチョウが翅を広げた。

初めて見るコノハチョウ。思っていたより大きなチョウだ。うっそうとした中で生息しているんだと納得。



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そうか、亜熱帯多雨林の中でも日差しのある場所はチョウにとって憩いの場所となるんだ。
そう思いながら歩いていたところ、なにやら暗い地面の上で少しだけ動いている物体がいた。


近づいてみるとチョウの吸水だ。

クロアゲハ。
ずいぶん本州で見慣れたクロアゲハより小さく地味だ。尾錠突起も短い。
沖縄諸島八重山諸島に生息する亜種だ。




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その隣に大きなヤエヤマカラスアゲハ。
不思議とこちらはカラスアゲハの名前で束ねていない。
近似の別種ということになる。表翅に散りばめたような緑色が魅力的だ。



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写真より実際は暗い場所での吸水だった。カメラの感度のおかげで何とか翅色が再現できていると思う。




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イシガケチョウも日陰で吸水。八重山の秋を感じる光景だった。




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暗い場所での吸水。八重山に住みなれたチョウにとっても暑いのでしょうか。
亜熱帯多雨林の暗い場所もチョウには必要なんだ。


ふと見上げれば、ハマセンダンの木の上に綺麗な青空が覗く。
そこにスジグロカバマダラが舞った。





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生茂る木々の中のチョウ達も、こんな綺麗な空を見ながら生息しているんだ。

光できらきらと輝く葉っぱと舞うカバマダラが、やけに眩しく感じた。


10月11日 西表島





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by MIYAKOUTA5040 | 2016-11-04 21:06 | 八重山のアゲハチョウ | Comments(10)