チョウを楽しむって・・

4月2日。
久し振りに静岡県西部に出かけた。

小高い山道を歩き、春の息吹に触れるのは気持ちが安らぐ。

僅かに咲き出していたのはアブラチャン。対に並ぶ花の姿が微笑ましい。


b0301570_05335703.jpg


天気は薄曇りで、思ったほど気温は上がらなかった。
アセビはほとんど花芽がなく、ギフチョウを演出するには残念な年となった。




集団から離れ、一人で座る同世代思われる方と会話した。

この場所に来るのは約8年ぶりだと言っていた。
「写真を撮るわけではない。舞うギフチョウを見て楽しみたいんだ・・」


そう、これこそチョウを楽しむ極みのように感じる。
自分の中にもそんな楽しみ方を求めている部分がある。


「前回来た時とは様変わりだ。花がこれほど少ないとは。昔はもっとカタクリがあった・・」

カタクリの花穂はほとんど無く、葉だけが残っていた。この場所も鹿の影響が出ているのか…
これから先が心配だ。

カンアオイは沢山見かけるものの他の花は少ない。




b0301570_20010088.jpg




今年も現地でお会いしたチョウ友より ギフチョウが出た!と呼ばれ、声の方向に向かった。


花が無いながらやはりギフチョウは美しい。ここのギフチョウは白さが際立つね!


b0301570_05343064.jpg




今年は僅かに咲くスミレにて吸蜜するギフチョウを見る程度で、撮影は地べたに止まる姿に留まった。




b0301570_05350047.jpg



ミヤマセセリにも会えた。

ギフチョウを目的の方ばかりでこの蝶にカメラを向ける方は居なかった。



こちらもベタっと翅を広げた。
色合いは地味ながら、枯れ草の造形との組み合わせも面白いものです。


b0301570_05353003.jpg



翅を閉じてる時に横から撮影、この直後に人が歩いて飛んでいった。



b0301570_05360031.jpg



春のみに発生するチョウ達。今度は花と一緒にまだまだ会いたいものです。















[PR]
# by MIYAKOUTA5040 | 2017-04-05 20:26 | ギフチョウ | Comments(16)

静寂 トウノウネコノメ

3月26日

諏訪に降った雪は植物を包んだ。


生き生きと咲き出した花たちも、震える朝となった。




イヌナズナに雪が積もり・・


b0301570_05341326.jpg






スイセンには雪帽子。


ナルシストらしく雪でむしろ黄色が映えた。



b0301570_05333632.jpg





b0301570_05340407.jpg






この日、雪の諏訪から奥三河へと移動した。





こちらの春はどうだろう・・・





地域が変われば春の景色もずいぶんと異なる。


苔の緑が鮮やかだ。




b0301570_19171932.jpg








一年振りに会えたのはトウノウネコノメ(東濃猫の目)




b0301570_05394550.jpg







まだ萼片が開いたばかりなのか、雄蕊が短く感じる。



b0301570_19171178.jpg







枯れた杉の葉から出でし姿。


誰もまだここに踏み入れていないのか・・・




b0301570_05410710.jpg





b0301570_20342526.jpg




さらに奥へと進む。


静寂故に、川の水音が体に沁みる。



b0301570_05432310.jpg





b0301570_20021703.jpg







黄緑の萼片に少しだけ光りが射して
鮮やかな黄色へと変わる。




b0301570_20024262.jpg





b0301570_05433803.jpg




b0301570_05441112.jpg








花が語りだしたようだ。



b0301570_20062173.jpg






b0301570_05420587.jpg





b0301570_05464963.jpg




b0301570_05463705.jpg





限られた地域に生息する春の妖精。
小さな花の呼吸が聞けたような気がした。






[PR]
# by MIYAKOUTA5040 | 2017-03-31 18:23 | 野草 | Comments(20)

故郷にて新生チョウ そして雪

のめり込むようにシャッターを押していた。

ここのところ自然と触れ合う機会が無かったせいか、
飢えているように押していた。

枯茎が混じっていようが、写真の質がどうのこうのも関係なく、
オオイヌノフグリにイヌナズナに青い空。
その光景がやたら嬉しかった。



b0301570_15310371.jpg




コツバメやミヤマセセリ、
ひょっとかしてギフチョウにも会えるかも知れないこの日、
ほんとはそのポイントに出かけたかった。


実家に行く機会が増えた私。
気持ちを断ち切って早朝に三河を出て実家に向かった。

8:30に諏訪に到着した時点で道路沿いの温度表示は0℃。
新生チョウなんて見るの無理でしょー。


所用を済ませた後、近くの土手へ行ってみた。
気温も10℃を超えた。

雑草の花が咲く光景がなんとも気持ちが良かった。

オオイヌノフグリにイヌナズナ、小ばかににしたような名前がついていても
春の光を浴びた花は希望をくれるよね。

私はこんな環境で育ったんだとも思った。




b0301570_15314780.jpg





ありきたりのネコノメソウも有り難い。



b0301570_15311224.jpg




そんな光景を撮っていたら
飛んだよ、モンキチョウ。
嬉しかったねー。


撮れなくてもこの日諏訪でチョウが見られただけでもOK・・
なんて思っていたら、また飛んできた。
そりゃメス探しにモンキチョウも夢中なんでしょう。



止まった。




b0301570_15312069.jpg



b0301570_15312767.jpg






故郷もチョウが飛ぶ春だね!


3月25日



**************************


追加

3月26日、朝
諏訪は雪が降りました。
同じ場所で撮影しました。
前日とは大きく変わった景色です。


b0301570_14420536.jpg






b0301570_14421329.jpg




モンキチョウは羽化してすぐに試練を迎えたことになります。
でも、きっと大丈夫。
この位のことでは負けないはずです。










[PR]
# by MIYAKOUTA5040 | 2017-03-26 14:57 | モンキチョウ | Comments(21)

満作

知らぬ間に春は進む。
ホトケノザもオオイヌノフグリも春の光りを受けて、輝きが眩く感じた。

b0301570_03332519.jpg



b0301570_03333273.jpg




されど常時日陰となる場所ではなかなか春らしい緑はまだ無い。

ふれあいの里の林縁ではひっそりとマンサクが咲いていた。



b0301570_03333749.jpg




マンサク、万作、満作・・

写真展も無事終えました。
期間中にお越しいただいた皆様に感謝申し上げます。




会場となったギャラリーでは写真に照明が当たり、
チョウ達が浮かび上がりました。



b0301570_03335867.jpg



まだまだ私の写真は満ちた作品には程遠いのですが、
これからもチョウの素晴らしさを感じながら
写真を残せていければと思っております。

展示した作品をブログに載せて、とのコメントも頂いておりましたので
私の駄作だけで恐縮ですが載せておきます。


会場で写しておりますので、反射が映りこんでおります。悪しからず。





桜も微笑んで

b0301570_03340931.jpg






浅葱

b0301570_03341133.jpg




霜月に和む

b0301570_03342527.jpg





晩秋 羽化の末


b0301570_03342016.jpg





次の機会に向けて、また励みたく思います。







[PR]
# by MIYAKOUTA5040 | 2017-03-19 19:52 | 写真展 | Comments(18)

新生モンキチョウは ・・2017

ここ数日は寒い日もありました。
啓蟄にて飛び出した いきもの達も、どこかでじっとしていることでしょう。

春は一度にはやってきません。
ここ数年季節が進むのが早すぎるように感じていましたので、
私にとってはこの位の進み方のほうが春をゆっくり楽しめるのかな。

載せるのは今年初めてベニシジミを見た次の日の啓蟄のもの。


今は土筆が一番良い時期なのか、摘んでいる人も見られました。
沢山の土筆をマクロレンズで撮ると、
家族で記念写真を撮っているような気分になります。

「あー、前列左側から2番目の小さな子、母さんのスカートに隠れないで・・」



b0301570_05434440.jpg







田んぼの畦にはレンゲも少し咲いていました。





b0301570_06144145.jpg



一面に咲く頃にはもっとチョウも飛んでいるな、などと思いながら探しました。



ふと田んぼの雑草に目をやると、モンキチョウ。

今シーズンのモンキチョウとの出会いは愛を育む姿からとなりました。

お互い羽化したばかりで結ばれたのでしょう。




b0301570_06165029.jpg





日も高くなりカラスノエンドウが多い場所で飛び出しました。


タンポポで吸蜜。

ありふれたシーンですが、チョウも出始めの頃は嬉しくて撮ってしまいますね。




b0301570_06180743.jpg





まだモンシロチョウは飛ばなかった。今年は三河は遅いのかな・・



*****************************


近くに住むブログ仲間6名による写真展。明日から19日までです。



b0301570_05291223.jpg



私も土日は極力ギャラリーに居たいと思います。
お時間がありましたらお越しくださいませ。





[PR]
# by MIYAKOUTA5040 | 2017-03-13 19:26 | モンキチョウ | Comments(16)