ウラゴマダラシジミ

初夏から梅雨にかけての季節
エゴノキの花がそんな季節を彩る。

この花、不思議と今まで撮っていない。
私自身つい標高を上げて、
往く春を惜しむ機会が多かったからか・・


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同じようにいつでも撮れるような気がしているからか、
あまり載せられずにいたチョウもいる。



ウラゴマダラシジミ
イボタノキで育つゼフィルス。

羽化して翅の傷むのも早いから、今年は時期を合わせて撮ってみた。



午前中見つからなかったこのチョウも、
午後も2時前になると
ちょこんとイボタの葉に止まっていた。



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まだ眠いのだろう。
動かずじっと・・




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2時30分位になり飛び始めた。


イボタノキより下にある葉に止まった。




背景の日陰の空間と翅が同系色で重なる。
このチョウの裏翅の白さが
むしろ輝くように感じた。



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眠気が少し残りながらも活発に飛ぶ前の時間帯。

どうやらこの時間に翅を広げる機会が多そうだ。




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背景に緑の葉が広がる中で・・




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翅をゆっくりと開き全開するかなと思ったら、
別のウラゴマダラシジミが来て飛んで行った。


3時を過ぎると
オス同士が絡みながら飛び回り続けた。



ゼフィルスの季節が始まったな。


5月21日 東三河にて







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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-05-29 19:16 | ウラゴマダラシジミ | Comments(10)

湿原から山里へ 野草もチョウも楽しんだ日

久し振りに東三河の湿原に出かけた。

小さなモウセンゴケが
こんな魅惑に満ちた表情をしているとは思わなかった。



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チョウとも野草ともじっくりと向き合いたい。
そんな思いで出かけた日でした。


私の中ではチョウに会う喜びと野草に会う喜びはちょっと違う。
チョウとの出会いは湧き上がるような喜び。
野草との出会いは噛み締めるような喜び。




湿原に咲くトキソウ、
ラン科らしい花は楚々と微笑む。


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花に向き合いたい。

この日の思いは不思議と人との出会いに繋がった。
植物にお詳しい先輩に一年振りにお会いできた。

こんな植物もあるよと人の居ない場所へ案内していただく。




エンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)
これもランなのか・・

樹林下に生えるやや小型のラン。腐生植物だ。
(植物体に光合成で自活する能力がなく、
菌類と共生して栄養素を得て生活する植物)


暗い。とにかく暗い。
こんな場所で花を撮るのは初めてだ。
かすかに届く光を頼りに撮ってみる。



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こうしてみると確かにランだ。


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この日のチョウは奥三河へ。Hさんありがとうございます。




コゴミウツギらにチョウが止まる。
小さな白い花がチョウ達を見事に演出してくれた。






サカハチチョウ



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トラフシジミ



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ダイミョウセセリ

翅の星がコゴメウツギの花の中で瞬いた。



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暑かった一日も、日が傾く頃には
爽やかな風となり山沿いの道を駆け抜けた。





5月20日 






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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-05-26 18:32 | 野草 | Comments(20)

のんびりと ミヤマカラスアゲハ 

川のせせらぎを聞きながらのんびりと歩く。
特別時間に追われることなくのんびりと。

めずらしいチョウや植物が有るわけではない。
だからか採集者や撮影者も居ない。




川沿いのヒメレンゲ。
小さな花が色鮮やかに咲いていた。



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シャガの多い場所でもある。
今までこの花に止まるチョウを見ることはあっても
撮影までは出来ていなかった。


今年は撮れました。
サカハチチョウ。

淡いシャガの花に濃い翅色のサカハチチョウの組み合わせは
思っていた以上に魅力的だった。



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ミツバウツギにはウスバシロチョウ。
こちらも初めての組み合わせかな。



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 ふと黒い翅のチョウがぬかるみに止まるのを見た。

近づけばカラスアゲハにミヤマカラスアゲハ。



カラスアゲハ

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ミヤマカラスアゲハ



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仲良く吸水する姿にほのぼのとするよね。



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べたーっとミヤマカラスアゲハは翅を広げて、
カラスアゲハと何を話しているのでしょうね~



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5月16日 岐阜県







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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-05-22 19:53 | ミヤマカラスアゲハ | Comments(8)

尾根筋のスミナガシ

少し湿気を感じる季節になってきました。
歩くだけで汗が吹き出る。もうそんな時期なのですね。


5月14日
隣県の尾根筋を歩いてみる。
ここは3年前に初めて訪れて道に迷い、脚も攣り大変だった場所。
あの時疲労の末に会えたスミナガシの子孫達に、再会できるだろうか・・


尾根の道沿いには花が無い。一見荒れた場所だ。
それでもチョウ達は、生まれながらの習性で午後になると尾根に登ってくる。


例えばアオスジアゲハ。
平地で元気よく飛ぶこのチョウも、尾根の高い場所ではオスがくるくる回りながら占有行動をとる。



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時折何かを見つけては猛スピードで追う。自分のテリトリー(縄張り)に侵入する生物を許さないようだ。


モンキアゲハは尾根伝いにメスを探して飛び回る。
アオバセセリも木の周りを飛び続けてテリトリーに入るチョウに絡む。


彼らは見ている限りは飛び続けている。いつになったら休むのだろう。




そんな中、スミナガシの子孫達に再会した。
スミナガシは葉っぱの上に止まり縄張りを張る。付近を通るメスを待っているのだ。


下を見下ろす姿は威風堂々と。



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マクロレンズでこの距離まで近づくのを許してくれた。

墨流したる由来の翅の美しさはもちろんのこと、ちょっと毒々しい赤い口吻も魅力的だ。

そして眼は光沢を帯びた深い青緑色。少し哀愁をも感じてしまう。
この色の眼をしたチョウはあまりいないのではないかと思う




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この日一番多く見かけた場所には約10mおきに4頭。
ちょっとでも隣のオスが自分のテリトリーに入ってくると猛然と追い回す。

私に対しても威嚇するかのように近づいては葉っぱに止まる。
羽音の振動が伝わってくる。
人を拒むような動作にこちらもドキドキする。



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こんな尾根筋にメスは飛んでくるのか甚だ疑問なのですが・・





この止まり方。なんか不恰好だね。後ろ翅が葉っぱに持ち上げられ、緑色が強調された。






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やがて陽は西に傾く。。。ウバメガシの緑が輝く美しい時間帯だ。




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陽の光の加減で、表翅もさまざまな色を表現してくれた。



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午後も4時を過ぎると少しづつ縄張りを張るのを止めてどこかに飛んでいった。


最後まで残った一頭。君はまだメスを待つのか・・

大きなスズメバチに威嚇されながらも葉を変えて止まった。



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そっと手を差し出してみた。

躊躇していたが「君の手の上には乗らない」とつぶやくように飛び去り私の視界から消えた。


スミナガシ、
尾根で激しく飛びかう姿と、葉の上の美しい姿に威厳を感じたよ。











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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-05-18 19:35 | スミナガシ | Comments(16)

夢中 ウスバシロ

緑溢るる草の中に黄色い花々が咲き、
ちょっとピンクを帯びたハルジオンが広がる。

そんな長閑な場所にウスバシロチョウ・・

沢山飛ぶウスバシロの優雅さに見とれていると
一頭が目の前のハルジオンに止まった。

チョウは私の存在に構うことなく吸蜜を始めた。



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ウスバシロチョウは吸蜜に夢中。

私は緑や黄色に埋まるカメラのフレームの中の色合いに夢中。



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夢の中で会いたくなるような光景だった。



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花の上で夢中に吸蜜していたチョウも
やがて恥ずかしがるかのように翅を広げ、ハルジオンの花に重なった。



ハルジオンを透かした翅はこのチョウの魅力を引き出した。



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あまりチョウの撮影に出かけられなかったGW。

慌しく所用に追われた時間を払拭するかのように、
このチョウは私に最高のプレゼントをしてくれたのかもしれない。




5月上旬 新城市










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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-05-14 06:10 | ウスバシロチョウ | Comments(14)