眠りを覚ましてしまった

冬の野の植物も、時にはどきっと美しく感じる事がある。

見慣れたコセンダングサも陽を浴び蜘蛛の糸が光ると、ああ、生きているんだと感じてしまう。




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春の花、オオイヌノフグリだって冬もしっかり咲いて微笑んだ。




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さてチョウはと言うとさすがに見かけなくなった。
暖冬ではあるものの、昨シーズンほどの暖かさではない。
だからか、昨年見られたモンキチョウも今年は見当たらない。

キタキチョウも昨年は越冬の姿が数ヶ所で見られたのに、今年はなかなか見つからない。
気温に合わせて、草の生茂るような人目のつかない場所で越冬をしているように感じる。

 
どこに居るのだろうと、キタキチョウの気持ちになって探してみた。
まず日当たりが良くて霜や雪の影響が無さそうな場所。
暖かい日には少しでも吸蜜できるようにタンポポの花が近い場所がいいな。


見つけたのですが、枯れた草地に横たわっていた。
これは既に亡くなってしまった姿だな。
そう思った。
昨年までに見ている姿はしっかり葉っぱや草にしがみついていたからだ。




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冬を越せなかったこのチョウを温めてあげよう。
そう思って手を伸ばしたら・・・飛んだ!


生きていたんだ。いや私が眠りを覚ましたのだな。



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寒いから飛んでもすぐ近くの葉の間に止まる。




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別のカメラでも撮ろうと少しだけよそ見をしている隙に、居なくなった。


人にこの時期見つかるとはチョウも思っていなかったのでしょう。
チョウなりにおそらく必死に飛んで身を隠したのだと思う。


それにしても、横たわるように越冬するとは、やはりこの時はまだ草に温もりがあったのですね。


また寒くなりました。この個体もどうしていることやら。
無事越冬して欲しいものです。


1月2日 いきものふれあいの里にて





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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-01-09 20:19 | キタキチョウ | Comments(20)

諏訪の湖

山清き諏訪のみずうみ
輝ける春の光りの
朝夕にここにさし来る

これは私の出身中学校の校歌の出だし。
作詞者はどこの風景からこの詩を作ったのだろう。


諏訪湖
故郷に帰る機会が多くなり知らず知らずのうちにこの湖を撮った写真が溜まった。


自然散策をしてもチョウと出会うのが難しい季節。
枯れた野原も下ばかりを探している私。
たまには景色も見なくてはということで、
少しここでコーヒーブレイクしておきましょう。


まずは諏訪湖SAからの風景。
三河を早朝に出発し、ここに寄ってパンを買う習慣がついてしまった。

朝日も昇って1時間ほど後のもの。
松本平との境界となる塩嶺峠の雲が湖面に映った。


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次は実家から近い、諏訪市展望台からの風景。
冬はオオワシを撮影する人が集まる。
諏訪湖の花火の時も撮影者が集まる場所だ。
最近では映画「君の名は」の風景としても使われたとの事。

私にとってはここは小さい頃よりオオムラサキが飛ぶ場所であり、
高校の授業のマラソン5kmコースの折り返し地点でもあった。

今も度々訪れる馴染みの場所である。


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最後は諏訪湖も岡谷市側より眺めた風景。
珍しく実家から三河に帰る際に遠回りして撮影。
対岸のやや右側が中学校のある丘。


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晴れた空が湖面に映ると冬の諏訪湖も綺麗なものです。


そんな湖面の波紋は、海でも川でも見られない独特の色合いなのだと気付く。

空模様、湖岸からの距離、風、住んでいる鳥の動き、
それらの条件が揃って、
空、雲、山がいろんな青や白となり、
細かなピッチで湖面色を成しているんだろうな。


鳥はカンムリカイツブリでしょうか。


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たまに故郷の風景を載せるのも、悪くはないなと思った次第です。



ところでこの年末年始。
私は実家の障子の張替えに励みました。(やっと半分終わった・・)

私の子供達が小さい頃破った障子は、親にしてみると記念なのかも知れない。
しかし親も歳を取り、張り替えることも難しくなりました。


作業の途中、どかした鏡台の裏の壁にオツネントンボが止まっていた。

部屋の中で越冬かあ。


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このとんぼ、カメラを近づけると少し動いた。

張替え作業をしている間にどこかに消えた。

我が家のどこかにまだ居るはずだ。

トンボも冬を越すのにいろいろと知恵を使っているんだなぁ。








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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-01-05 19:00 | 観光地とチョウ | Comments(14)

謹賀新年

あけましておめでとうございます

福寿草一輪。
実家近くで咲いていました。

新春は穏やかな天気でスタートしました。
この一年通して世の中も穏やかであることを祈ります。




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12月31日 諏訪市




今年の我が家の年賀状を披露します。
昨年に続いて末娘の作品です。


こんなふうに年賀状を我が家のために作ってくれるのは、
何時まででしょうか?




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こんな年賀状を見ると今年のテーマは 楽しく寄り添う  かな?
まさかローストチキンまで出てくるとは思いませんでしたが(笑)

デザインを学ぶ娘、なんとかこの道で生活できれば良いのですが・・


年賀状に刺激され、私はテントウムシの越冬集団を探しました。
でも残念ながら、1頭×2回見ただけでした。


仕方ありません
寄り添うといえばムラサキツバメ。

せめてお正月くらい地味なチョウに少し色付けしてと言うことで、
popアート調にて撮影しました。


前回次々に翅を広げていた場所です。
思ったより少なく9頭の越冬集団でした。


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12月28日 碧南市


今年もチョウや花に一杯会えるといいなと思っております。

本年もどうかよろしくお願い致します。






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# by MIYAKOUTA5040 | 2017-01-01 08:55 | 野草 | Comments(16)

冬の釣鐘

除夜の鐘まであと2日。
一年が過ぎるのは早いものです。なんとか今年も無事に年を越せそうです。

載せるのは12月18日のもの。

花の季節をとうに過ぎても、鐘鳴らすかのように咲く植物がふれあいの里にあった。

ツリガネニンジン

水滴を纏って咲く姿。
枯野の中に凜とした清楚さを湛えていた。
蕾も最後の最後まで萎れることなく咲いてみせるぞ、と言っているかのようだ。



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秋に見るツリガネニンジンより白いのは種類によるものか、それとも冬ならではものなのか・・。
厳しい寒さに耐えてきた誇りのようなものを感じた。




この日の午後、我が家の庭にキタキチョウが飛んだ。
午前中の暖かい日差しも、午後には北風が強くなり寒さを感じた。

ペチュニアにて吸蜜後、葉に止まる。
逆光に翅が透けてこちらも美しい。




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カメラに気付いたのか緩く飛んで、隠れるかのように軒下のランタナに潜って止まった。



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ほっとけばここで越冬するかのように感じた。


ああ、ここは駄目。ランタナは年も越えれば葉が枯れる。

それに数年前、ランタナ近くに植えてあるラベンダーであなたの仲間が越冬し、
3月に息絶えたでしょ。
http://plaza.rakuten.co.jp/5040miya/diary/201303020000/

軒下の環境は水分が無く日陰。越冬は命取りだよ。

私は隠れているチョウを無理やり追い出した。
キタキチョウはふらふらと風に煽られ飛んで、我が家の垣根を越えて他家の家庭菜園に消えた。


植物もチョウも今年を終える。
年を越えても試練の季節が続くけれど、頑張って無事に春を迎えて欲しいものです。


私のブログも今年はこれで終わりにしたく思います。
一般的に見られるチョウや八重山探索、早春のネコノメソウやシーズンを終えても咲く花に着目し、
いきものからたくさん学び、感動のあった2016年でした。
ありがとうございました。


皆様、良いお年をお迎えください。















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# by MIYAKOUTA5040 | 2016-12-29 18:36 | 野草 | Comments(14)

三河のムラサキツバメ  2016年末


クリスマスも終わりました。

もうすぐ今年も終わってしまいます。

この冬、私は越冬しないヤマトシジミやツマグロヒョウモンにずっと付き合う気持ちで野に出ていました。
越冬するチョウにはその後でも会える。

12月も後半になり、越冬できないチョウ達の姿はなくなりました。


そろそろ越冬集団を見に行こう。



ムラサキツバメ

今年の三河は寒いと言っても日中は気温が上がることが多い。
だからか集団となる場所に到着すると翅を広げていましたよ。


♂の姿



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表翅が濃い紫。深い紫色を表現するのが難しいチョウだ。




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翅閉じて空を見る。
このチョウの大きな目は、厳しい冬を越えて 春に飛ぶのを想い描いているのか。




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♀の姿
さまざまな波長が青の煌きを織り成す。

この構造色、ゼフィルスならば雄の特徴なのに、どうして雌が有しているのでしょうか?



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♂♀並んで開翅も見られた。



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♀は少し翅を閉じ気味にし、水色が青色に変わった!



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春まで一緒に寄り添おう とでも♂が言っているかのようです。



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あちこちでチョウ達は暖かな日差しを浴びてくつろぐ。



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ムラサキツバメの塒は飛び出している数が多くて4頭程度でした。

おそらく日向ぼっこしているチョウ達が集まれば15~20頭ほどになるのかな。
寒くなるとこの葉で身を寄せ合うんだね。



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ちょこんと後ろ翅に尾状突起が見える。これがムラサキツバメの特徴。
可愛いですよね。


年明けも応援に行きましょう。


PS.
こんな愛らしいムラサキツバメをムラツ。ムラサキシジミをムラシと多くの方が呼び、ブログにも書き込まれる。
そんなに長いチョウの名前でもないのに何で略すのでしょう。
皆、当たり前のように使っているのですが、
私には親しみが込められた呼び名には思えない・・
チョウを見下しているような感じがしてしまいます。
私は子供達にこのチョウをムラツ、ムラシ、なんて呼んで欲しくない。








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# by MIYAKOUTA5040 | 2016-12-26 19:08 | ムラサキツバメ | Comments(14)