長期連休中もここ2日は雨が有り、チョウの散策が一休みの状態です。
雨が降る直前の4月28日、たまには家庭サービスをしなくてはと思っていた朝、
家内は一人で浅田真央展を見に行く、と楽しそうです。
それではと、しぶしぶ?私も写真を撮りに出かけることにしました。

この時期はレンゲの花が綺麗ですよね。外を歩くのに一番いい時期だと思います。(写真は西尾いきものふれあいの里にて)

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向かった先は東三河。皆さんの観察からはずいぶん遅れますがギンイチモンジセセリです。
ほかのチョウに気を取られ、危うく第1化を見逃すところでした。

到着するとすぐに見つかりました。
すぐに翅を半開しましたので、うつ伏せ状態で下から覗き込むように裏翅をマクロ撮影してみました。

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花にはなかなか止まりませんでしたが、緑の葉に止まるものが多く、ほのぼのとした雰囲気を楽しめました。

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ちょっと小さく翅も傷み気味の個体が、近くで飛んでは止まりを繰り返しています。
被写体としてはちょっと冴えないかなと思って見ていましたら、
産卵しました。

こんな時は接写のできるコンデジが欲しいですね。一眼のマクロレンズで何とか撮影、
産みたての卵です。
綺麗なお饅頭ですね。

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上のトリミング画像です。

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やはり足繁く散策に出かけることが、新たな出会いを生み出すのだなと思いました。

GWも後半に突入します。
5月1週は天気も回復しそうです。新たな出会いがあると良いのですが、さてどうでしょう。
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# by MIYAKOUTA5040 | 2014-04-30 07:10 | ギンイチモンジセセリ | Comments(16)

チョウの山谷

ここのところの数回は、ギフチョウやヒメギフチョウの名の知れた場所に出かけ、大勢の中で撮影しました。
こんな時はふと長閑で静かな場所に行きたくなる。
4月27日(日)、蝶友とそんな場所に出かけてみた。
川の流れに沿った山間の谷間、決して珍しいチョウがいる訳では無いのだが、標高の低い場所と高い場所の蝶層の違いが一度に楽しめる。そんな場所である。

川沿いには今年もシャガが沢山咲き、人里が作ったと思われる光景も自然にマッチしている。
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下はウスバシロチョウ、上流でスギタニルリシジミとトラフシジミ、こんな組み合わせを楽しみたかった。

待ち合わせ場所に一組のチョウ友と同時に着いた。待ち合わせ時間のまだ45分は前だ。
目敏いチョウ友は近くですぐにウスバシロを見つけた。
沢山の数に、歓声が上がった。
私はあまりこのチョウをじっくり撮影することなく、適当に撮ってしまったなあ。

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まだ待ち合わせ時間に余裕が有り、スギタニルリシジミやトラフのポイントの行き、後続の車に連絡しようとすると携帯も圏外。
チョウ友を残して私は圏内まで歩いて連絡を取り、道沿いを下って歩きながらもう一台の車と行き会うこととした。

川の音が心地よい。下り坂でもあり苦痛は全く感じない。途中、民家の芝桜に綺麗なキアゲハが止まった。

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どうやらもう一台のチョウ友達は、ウスバシロに熱中のようだ。

ようやく全員が揃ったのは、ずいぶんお日様が高くなった頃だった。
皆、それぞれ楽しめたようです。私はスギタニルリもトラフも撮れませんでしたが、静かな環境に癒されました。

スジグロシロ、ツマキチョウ、そしてこの時期に初めて見たサカハチチョウの春型。これらが止まった花の名前もハクサンハタザオと後でチョウ友から教えて頂きました。感謝です。

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帰りには、チョウ友のお知り合いで、これまたチョウに詳しい方のお店で美味しく食事をしながら談話をし、お腹一杯となりました。
同行の皆様、ありがとうございました。
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# by MIYAKOUTA5040 | 2014-04-29 04:32 | サカハチチョウ | Comments(16)

春光に翅を広げ

4月26日。大安吉日。
駅のホームには結婚式の参列する礼服姿の方が多く、斯く言う私も、姪の結婚式がありました。
素晴らしい晴天でしたので、朝少しの時間で市内の公園を歩きました。

八重桜、葉も沢山、花も沢山。もう初夏のような雰囲気です。
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こんな中、アゲハとジャコウアゲハが綺麗に翅を広げます。
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普段見かけるアゲハ達がこんなにも綺麗だったとは。
普段見慣れた姪の花嫁の姿が、ちょっとナミアゲハと重なりました。
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# by MIYAKOUTA5040 | 2014-04-27 18:54 | ジャコウアゲハ | Comments(14)

ツマキチョウの鱗粉観察

慌しくヒメギフチョウを追った次の日、4月20日。故郷の天気は寒く曇り空でした。
チョウの散策は諦めて、飯田市美術博物館の電子顕微鏡観察教室に行ってきました。

この時期のチョウである、ツマキチョウの鱗粉観察です。
ツマキチョウの魅力と言えば、オスは表翅の先端のオレンジと裏翅の緑のグラデーションが人々を癒します。

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この日、ご対応して下さったのは学芸員の四方さんでした。
今年、チョウ類保全協会でもご講演をされた、蛾の研究をされている方です。
鱗粉観察前に、整理されていた蛾の標本を見せていただきました。
地味な翅色は擬態が目的であることや
同じ種類なのに個体差が大きく、尾(生殖器)の形状で区別することなど解説して頂きました。
茶色もグラデーションが素晴らしく綺麗で、蛾も思ったより魅力的なことに気付かされました。

ツマキチョウの鱗粉観察は、標本にしていたものの朽ちてしまったオスの翅で行いました。
まずは実体顕微鏡による観察です。倍率30倍の世界です。
写真は接眼レンズ越しにiphoneで撮影していますので、画像の鮮明さには欠けます。

表翅の先端のオレンジの部分の境界です。
びっしりと敷き詰められた白、オレンジ、黒の鱗粉、ここまでは想像していた通りですが、黒い鱗粉のエリアに
銀色(冷静に見れば灰色)の鱗粉の島があることが分かりました。

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後翅裏の濃い緑のグラデーションの部分です。
まず気付かされたのは毛が多いことです。もともと胴体近くは毛が多いのですが見たのは翅のほぼ中央。
少し意外でした。
春型のチョウは毛深いものが多いと四方さんは言われていました。春の寒の戻りの中体温を保護する上で必要だと思いますが、翅の中央付近にあるのは何故なのでしょう。熱伝導性が影響するのでしょうか、疑問です。
鱗粉は濃い緑地に、白の鱗粉の飛島が有り、黄色い鱗粉が縁取っています。さらに緑地には細かな白黄色の鱗粉が散りばめられています。そしてこちらも銀色(灰色)の模様が見えました。
この微妙な色使いと配置が、人々を魅了しているのでしょうね。

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次は電子顕微鏡(SEM)です。観察場所は後翅裏の赤い四角で囲った部分です。

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まずは350倍です。
鱗粉の幅、および先端の形状がまちまちでした。以前観察したキタキチョウの表翅
の整然とした並びを想像していましたので意外でした。
幅は50~100μmです。
ただ、チョウも翅の位置により形も異なりますので翅全体がまちまちだとは限りません。
おそらく表翅は整然と形も揃って並んでいるのではと思います。

裏翅が鱗粉が規則正しく並んでいないことは、立体的にも感じ、擬態で葉っぱの中に溶け込む効果が有るのかな
と思いました。

鱗粉の数を概算してみました。
この画像は250×360μmの面積でありおよそ40個です。
仮にツマキチョウの後ろ翅の面積を160mm2程度とすると77000個ほどの鱗粉があることになった。
翅4枚の表裏を計算すると一頭のチョウの翅に約60万個ほどの鱗粉が存在することになる。
精度は悪いがオーダー的にはこんなものと考えて良さそうです。

重さはどの位なのだろう、と興味がまた湧きます。

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下画像は倍率を1000および5000倍に上げています。構造はキタキチョウと同様筋状の縦横の網目のような形状です。

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下は毛のある部分の画像です。
実体鏡とはまた見え方が違いますので印象が変わります。
鱗粉と鱗粉の間からすっと伸びている様子が分かります。
翅の上部に覆うことで鱗粉に物体が当たった時の保護の機能もあるのでしょうか。
それにしてはまばらな密度です。

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5000倍の画像です。
毛には筋状の線がくっきり見えました。新たな発見です。
鱗粉の長さ方向に走る筋状の線と外観が似ています。鱗粉も毛も同じ物質だと感じます。
筋には小さな楔状のギザギザがあります。
さて何か機能的な意味があるのでしょうか。

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実体鏡も電子顕微鏡も普段見ているチョウのミクロの世界として楽しめました。
何かにつけて鱗粉に合理的な機能を想像するのは、私の悪い癖なのかもしれません。
想像した機能を検証するのは難しいことでしょう。
それでも、チョウにまた違った印象が持てます。

美術博物館の名前は、宣伝にもなるとの事で書きました。
また四方さんのお名前については、お任せしますとの事でしたので、お礼の意味を込めて書かせて頂きました。
ご迷惑でしたらご連絡下さい。

楽しいお時間をありがとうございました。
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# by MIYAKOUTA5040 | 2014-04-23 05:58 | 鱗粉観察 | Comments(19)

故郷桜

この週末は信州も故郷の近くまで北上しました。
寒の戻りが厳しかったせいか、幸い桜はまだ満開の状態でした。
実家のすぐ傍にある桜の木。
小さい頃は木登りをよくした木なのですが、当時から45年も過ぎて木も立派になりました。
時が経ったことを感じました。

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4月19日。実家に戻る前に立ち寄ったのは中信のヒメギフチョウのポイント。
ここはちょうどカタクリが見頃を迎え、多くの方が写真撮影に訪れていました。

と思ったら、ほぼ全員ヒメギフチョウを撮影の皆さんでした。
この分野(どんな分野だ?)の有名人?が大勢集まっていました。

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私は昨年に続いて2度目なのですが、白馬に比べて色が黄色っぽく、表後ろ翅の赤い斑紋が外縁に沿って伸び上がるような個体が多いように感じています。(間違っていたら御免なさい)
11時少し前、飛び出しました。
一斉に皆さんがチョウを囲みますので、角度は自分の思い通りにはなりません。
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飛んでいる写真も私の場合は望遠での偶然ですので、トリミングすれば中には見られそうなものがありました。
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カタクリにも止まりましたが、たくさんの方が囲みましたので、おそらくチョウに対して全員足すと見事なパノラマ写真が出来たのではと思います
私は横担当のような位置でした。(笑)
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遠かったのですが、何とか正面の画像も撮れました。チョウは同じ個体のようです。
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上のトリミング画像です。
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良い位置で撮られた方のお写真を拝見したいとものですね。
現地でご一緒させていただきました皆様、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
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# by MIYAKOUTA5040 | 2014-04-20 17:24 | ヒメギフチョウ | Comments(22)