夏が過ぎ、秋風を感じるようになると、
つい会いに行きたくなるのがこのチョウだ。
ミヤマシジミ。
過去、隣県のいくつかのポイントで出会ってはいるものの、
新型コロナの影響を意識すると、ここが一番近い。
この日は涼風が気持ち良かった。
♂と♀が翅を開く。
もっとしっかり全開であってくれと願うも
そうは簡単には聞いてくれない。
♂が飛んだ後に♀が全開。
この角度だと、
前翅が少し緑色を帯びて綺麗なものだ。
一頭の♂がコマツナギの根元近くばかりで飛んでいるのに気付いた。
すぐに止まるので
この子をモデルとして撮り始めた。
草が平行線を描く中に止まる。
秋の風になびきながらじっと動かない。
よく見ると尾の先端に体液が見える。どうやらこの♂は羽化したてなのだ。
もう一頭の♂が近寄る。少し翅をを広げる。
さらに開く
一番開いた時の容姿。
涼しい風の中で、ミヤマシジミも穏やかなのを感じた。
これから秋はさらに深まる。
出会えるチョウは限られてくるけれど、
自然の中で癒される時間をできる限り取りたいものです。
9月19日 静岡県