カテゴリ:野草( 40 )

春の妖精

寒い週末となりました。

桜が終わり、早くもハナミズキ、ボタン、藤が咲き出しました。
しかし急に冷え込むと花もなにか寒そうに感じます。
ここ数日、庭ではアゲハが沢山飛んでいたと家内は言うのですが、
今日は全く見られませんでした。
温度差が大きいことは、人間に限らず、いきもの達にとっても大変なことですね。

春の妖精。
色々な植物にこの代名詞が使われますが、
私にとってはこの花が最たるものかもしれません。

キバナハナネコノメ

山間の暗き小さな川のほとりにて咲く姿は、愕と蘂で約5mmの存在。
そこに光が射し、踊りだしました。
いや、私の気持ちが躍ったのでしょう。


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小さな花を、真上から大きく撮影したい。
そんな思いを込めて向き合いました。



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花の命は短く、すぐに蘂は落ちてしまいます。
一年に一回の最も美しい時を表現するにはまだまだ力不足。
また次年度以降に向き合います。





チョウはギフチョウ。
こちらは妖精と言うより春の女神が代名詞。

初めての場所を訪れました。
しかし、まだカタクリが咲いておらず、
他の場所を探しました。

3ヶ所居そうな場所を回り、諦めかけた12時頃、
梅の花の周りで飛んでいる姿に会えました。

紅梅、白梅が並ぶ木の周りを飛びますがなかなか思ったようには撮れません。



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梅の花との組み合わせ。これもまた来年以降の課題となりました。



キバナハナネコノメ   3月25日 愛知県
ギフチョウ       4月1日 福井県














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by MIYAKOUTA5040 | 2018-04-08 19:00 | 野草 | Comments(10)

春が早く進み

3月が終わりました。

今年の冬は寒い。
なんて言っていたのが信じられない暑さです。

例年よりも花は早く咲いて、チョウも沢山見られるようになりました。
ぼけぼけしていると旬を逃してしまいます。




載せる花もずいぶん前に撮ったもの。

穏やかな花と向き合って、じわーっと来た!
なんて感じた日でした。(3月11日)


ミノコバイモ(美濃小貝母)

うなだれるような風情に惹かれ・・



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陽が射して気丈に輝く。




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良い花ですよね。






チョウはギフチョウ。
良い天気が続くのに仕事が忙しくやきもきしていましたが、
ようやく会いに行くことができました。


やっとショウジョウバカマとの組み合わせに出会えました。



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石の上もなにか絵になります。


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もう交尾のシーンも・・



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コツバメも春を柔らかく感じているようでした。



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春よ、もう少しゆっくりと進んでください。



3月31日 岐阜県









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by MIYAKOUTA5040 | 2018-04-01 18:27 | 野草 | Comments(16)

座禅草

実家周辺は先週の半ばに雪が降ったとか。
そんな話を聞くと雪の中での山野草が見たくなる。

3月24日。
実家のついでに立ち寄りました。

しかしこの陽気、ほとんど雪は溶けていました。
あと一日早かったら・・


座禅草




ほんと座禅をする僧侶のようだ。



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微かに陽が射しました。
冷たい水の中にて座禅する僧侶が、輝いたように感じた瞬間でした。





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チョウはコツバメ。
3月25日。東濃にて。

園芸種ですがピンクのアケボノアセビとの組み合わせ。
昨年場所を見つけたものの出会うのが遅く、花もチョウも傷んでいました。

今年は早めに撮りたかったんですよね。



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しかし思ったような場所には止まらず・・。
シーズン初めではありますが、来年の機会を待ちます。















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by MIYAKOUTA5040 | 2018-03-25 18:26 | 野草 | Comments(12)

秋色 シラタマホシクサもチョウも・・

ここしばらくは忙しい日が続きましたが、久し振りにちょっとだけ散歩しました。
一ヶ月ぶりの撮影は体も重く感じます。
週末毎に散策する習慣は、心身の健康に役に立っているんだと改めて気付きました。


豊橋に用事があり、ついでに立ち寄ったのは葦毛湿原。

シラタマホシクサ


見頃は9月ですが、
この時期らしい枯れた茎色に、白い星々。こんな光景も良いものです。
茎が折れた姿も晩秋ならではです。


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季節外れのヤマラッキョウ。
仲間達に遅れてぽつんと咲く姿は、柔らかな色を放って、自身の存在をアピールしているかのようでした。




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マユミの実もそろそろ弾ける頃。淡い紅の殻から真っ赤な種子が顔を覗かせます。



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チョウはというと、ウラナミシジミがアザミで吸蜜。
この淡い翅色は、晩秋ならではの色かと感じています。



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西尾に戻っていきものふれあいの里では、まだチャバネセセリが頑張っていました。

枯れまいと咲くアザミの花にて吸蜜。ほのぼの感が伝わって来ます。



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見事に開翅してくれたのはウラギンシジミの♀。
この薄青色を撮っておきたい季節となりました



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もう少ししたら葉裏にて越冬だね。
燻し銀のような裏翅で冬を耐える前の開翅。しっかり陽射しを浴びて欲しいです。




秋色の植物とチョウ達に、ほっとした時間をいただきました。




11月5日


Autumn scenery
Eriocaulon nudicuspe is a Japanese endemic.
The stem which withered up and a white flower were beautiful.
Light shishoku of Lampides boeticusis is also the color of the late fall.

Eriocaulon nudicuspe;シラタマホシクサ
Lampides boeticusis ;ウラナミシジミ!






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by MIYAKOUTA5040 | 2017-11-08 21:01 | 野草 | Comments(14)

森の妖精

実家近くにもこの花の咲く場所があると知ったのはこの夏のこと。
標高も高い場所なので咲く時期もやや遅いようです。

レンゲショウマ(蓮華升麻)

キンポウゲ科のこの花は、森の妖精と呼ばれているらしい・・





深山ならではの霧の中の出会いとなりました。



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少しずつ晴れてくるのを待って・・





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蕾もあれば散った花もあって、深山の森の妖精は少し儚さも併せ持つのかな・・



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近づける距離ではありませんでしたが
マクロレンズでも撮影。少しだけ光りを玉ボケに・・


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久し振りにじわっとした野草との出会いを噛み締めながら歩く。




しばらく歩いた笹の覆う場所にて出会ったのがゴイシシジミ。

アブラムシを捕食するこのチョウですが
こんな日はこのチョウだって森の妖精に見えてしまう。



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深山では今年最後の発生時期なのでしょう。



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笹の葉の照り返しを受けて、表翅もやや紺色を帯びた。



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風が吹き、笹が音を立てた。

晩夏。森も生きていると感じる瞬間だった。


8月27日







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by MIYAKOUTA5040 | 2017-09-03 18:02 | 野草 | Comments(14)

白いコマクサの花 高山のツバメシジミ

タカネヒカゲ発生の時期、八ヶ岳では色々な花が咲く。



高山植物の女王コマクサ。

以前見た大雪山系のコマクサよりも、八ヶ岳のコマクサは小さく、花の色が淡いものが多かった。




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岩場を選ぶように咲く風情には、他の植物との同居を許さない誇りを感じます。

でも実際近づいて見れば花の形はハートに近いのです。女王は可憐だ。




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白いコマクサの花に出会えた。白い女王は清楚、清楚!





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コマクサを眺めていたら一頭のシジミチョウが止まりました。


えっ、ツバメシジミ。標高は2600m。こんな高山にいるんだ。
メスの表翅の褐色が新鮮だった。高山の小さな姫だ!

ここでの食草はなんなのだろう。それらしいマメ科の植物には気が付かなかった。




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調べて見るとこのチョウは標高差での適応能力も高いらしい。標高2000mの記録はあるようです。
そうすると2600mはかなり貴重なデータなのかもしれない。

ほかにもスジグロシロチョウとミドリヒョウモンは飛んでいた。





チシマギキョウの紫色が鮮やかだった。

歩き疲れた中、この色に出会えると不思議と眼が冴えた。



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ミヤマダイコンソウの鮮やかな黄色は元気をくれた。



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この花は見逃すところでした。コバノココメグサ。

高山でこんな園芸種的な色をした花があるのですね。



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山に登るのにカメラやレンズは重く、300mmしか持って行けなかった。
マクロレンズで撮れなかったのは残念だった。


それでも、
あなうれし、高山の植物は心に沁みた。










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by MIYAKOUTA5040 | 2017-08-03 20:28 | 野草 | Comments(12)

高山の花と高原のチョウ3

「この花は何て言うんですか?」
「私も分からないんですよ」

登山道で花にレンズを向けていた時に、3人から問いかけがあった。


オサバグサ(筬葉草)
ケマンソウ亜科の多年草らしい。




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危惧される花だから見に行く。
それはそれで一つの目的なのでしょうが、

何も知らずに出会った花と向き会う喜び。
名も知らず咲く純白の花が、通る人を魅了する。

これだからこそ自然散策は止められないのだろう。






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この日登山道でのチョウとの出会いは無かった。

唯一買ったばかりの登山靴にカミキリムシが止まった。


こんな高い場所でのカミキリムシ。
どうやらシラフヒゲナガカミキリと言うらしい。



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下り道で、小さなカタバミに出会った。 
ミヤマカタバミより花びらにピンクの線が入った小さな花。

コミヤマカタバミ




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新しい靴での登山道の練習は、体には堪えたが、
花との出会いは嬉しかった。






次の日の高原。

「このチョウはなんて言うんですか?」
「ああ、ウラジャノメって言うんですよ、ここら辺では不思議と多いんですよ」





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集団で止まるチョウの姿を、通った人はどう感じたのだろうか。




7月8,9日 諏訪地方








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by MIYAKOUTA5040 | 2017-07-18 21:12 | 野草 | Comments(10)

高山の花と高原のチョウ2

久し振りに登山道を歩いた後は、筋肉の痛みを抑えるためにたっぷりと軟膏を塗った。
火照った脚に軟膏は浸みていくようでした。
お陰様で爪は浮き気味であるものの、支障なく歩けています。

でも、私は肌が弱いんですよね。
軟膏にかぶれた~
母親の血を引いたんですよね。

登山道中ではたくさんのイワカガミが咲いていた。
登っている最中は撮る余裕が無かったのですが
山小屋に到着後、近くに咲く姿を撮る事ができました。

穏やかなピンクの花色は嬉しいものでした。




イワカガミ



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登山道の静かな水の流れを聞きながらの撮影でした。




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高山の花にも小さな虫たちがたくさんいて、お気に入りの花に潜っている姿がみられました。




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次の日訪れた高原。今年もヒョウモン達が舞い始めた。


ヒョウモンチョウ。裏翅の模様が魅力的です。




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こちらはコヒョウモン、イブキトラノオにて扇状に止まる。
この花とこの構図、好きなんですよねー



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翅は傷んでいたけれどコヒョウモンモドキにも会えた。



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諏訪の高原もいよいよチョウが最も多い時期を迎えたようだ。

続く





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by MIYAKOUTA5040 | 2017-07-15 18:45 | 野草 | Comments(12)

高山の花と高原のチョウ1

登山靴を買った。
山に登ってチョウや花に会えれば・・短絡的な発想でした。

靴慣らしのつもりでちょっと実家近くの登山道を歩いた。

駄目だ~
基礎体力が無い。いつの間にこんなに弱っちくなったんだろう。
登り以上に下りは脚に力が入らなかった。他の方の2~3倍の時間をかけて下りた。
親指の爪がはがれかけ、小指は皮がむけた。


 
それでもなんとか花には出会えた。

ミヤマクロユリ




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出身地域標高2400mの花。
もっと沢山咲いているのかと思っていたのですが、
どこに咲いているか分からず、山小屋の方に聞いてやっと会えた。

花は終盤のようで唯一この花だけが微笑んでくれた。
待っていてくれたのか・・有難う。

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似た画像ばかりとなったのは背景がすっとしたのはこの角度だけだったからだ。
それでも雄花の蘂の黄色がほんと綺麗だった。

黒と言うより紫に僅かな黄色が入っていていいよねー



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へとへとに疲れた翌日は、近くの高原で静かにチョウを眺めることに・・

バイカウツギの花が見頃を迎えていて、そこにギンボシヒョウモンとイチモンジチョウ。



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夢中で吸蜜する姿が愛おしいー


高山の花と高原のチョウの組み合せにて、次回も載せたく思います。



7月8日、9日









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by MIYAKOUTA5040 | 2017-07-11 19:08 | 野草 | Comments(10)

湿原から山里へ 野草もチョウも楽しんだ日

久し振りに東三河の湿原に出かけた。

小さなモウセンゴケが
こんな魅惑に満ちた表情をしているとは思わなかった。



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チョウとも野草ともじっくりと向き合いたい。
そんな思いで出かけた日でした。


私の中ではチョウに会う喜びと野草に会う喜びはちょっと違う。
チョウとの出会いは湧き上がるような喜び。
野草との出会いは噛み締めるような喜び。




湿原に咲くトキソウ、
ラン科らしい花は楚々と微笑む。


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花に向き合いたい。

この日の思いは不思議と人との出会いに繋がった。
植物にお詳しい先輩に一年振りにお会いできた。

こんな植物もあるよと人の居ない場所へ案内していただく。




エンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)
これもランなのか・・

樹林下に生えるやや小型のラン。腐生植物だ。
(植物体に光合成で自活する能力がなく、
菌類と共生して栄養素を得て生活する植物)


暗い。とにかく暗い。
こんな場所で花を撮るのは初めてだ。
かすかに届く光を頼りに撮ってみる。



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こうしてみると確かにランだ。


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この日のチョウは奥三河へ。Hさんありがとうございます。




コゴミウツギらにチョウが止まる。
小さな白い花がチョウ達を見事に演出してくれた。






サカハチチョウ



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トラフシジミ



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ダイミョウセセリ

翅の星がコゴメウツギの花の中で瞬いた。



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暑かった一日も、日が傾く頃には
爽やかな風となり山沿いの道を駆け抜けた。





5月20日 






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by MIYAKOUTA5040 | 2017-05-26 18:32 | 野草 | Comments(20)