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Trami(チャーミー)

9月末の内容が続きます。悪しからず・・

Trami(チャーミー)。

語源はベトナムのバラ科の花の名前のようですが、台風24号のこと。
こんな可愛らしい名前の台風が各地で停電をもたらしました。

この時期を選んで私は八重山に予定を組んだのですから、ある確率で台風に遭う覚悟はしておりました。
ましてや私は台風と縁が深い。

自分たちの結婚式は台風20号で友達が来れなかったり帰れなかったり。
長男の生まれた日は台風21号が東北で林檎を落とし、おまけにその日は伊勢湾台風の日だ。
それでも私自身には特に大きな被害は無く過ごす。だから台風男であり厄介者なのだ。

まさに石垣島は予定していた期間のど真ん中に台風が通過しました。
幸い一日違いで飛行機は飛びまた帰って来られました。
ただあらかじめ予定していた西表島は行けず、じっと石垣島で過ごすことになりました。



それでもチョウ見たさに石垣島を転々とします。


通過する日の午前中。

林道ではクロアゲハが道で吸水しています。



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風でこけた!



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ハマセンダンの木の上ではこんな日でもチョウが集まっています。
風でチョウも揺れに揺れ、おまけに暗いから写真はピンボケの山。
なんとか撮れたのはナミエシロチョウ程度。




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お昼頃、風強まるも比較的風が周りの樹木で遮られた窪地では、チョウ達も活動します。

一番元気なのはシロウラナミシジミでした。
このチョウは止まっている時は翅を開きません。
翅を閉じたままテリトリーを張っていましたよ。




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こんな台風の日でもセンダングサや食草のシュクシャとの組み合わせは嬉しいね。




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画像が暗いなあ・・



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ウスキシロチョウが葉の裏に止まります。
台風の風を避けるが如く・・・




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夜中に台風が通過しました。

石垣島は進路の西側にあたり、それほど大きな被害はありませんでした。
ただ、コンビニのおにぎりやパンは賞味期限切れと同時に無くなりました。
台風が来ると飛行機も船も来ませんので島の生活は大変ですね。





通過した日の午後、

じっと頑張ったのでしょう。ウスキシロチョウはまだ止まっていましたよ。




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小さなシジミチョウ、ホリイコシジミが交尾です。




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台風を乗り越えて求愛が成立。
ちょっと感動するね!







台風25号が発生し、翌週週末に石垣島は進路予想のニュースが入りました。
石垣島で立ち寄ることが習慣化したラム酒のお店で、店主や店長に私の台風との縁を話すと
ちょっとじろりと睨まれた(かな?)



9月28、29日
























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by MIYAKOUTA5040 | 2018-10-28 18:14 | 八重山のシジミチョウ | Comments(10)

高江を歩く3 蝶の風景画

沖縄本島2日目の朝。
台風24号の進路はまだ曖昧。どんよりとした曇り空でした。

沖縄本島は私自身訪れるのが初めてでしたが、特別観光スポットに行く気持ちにはなれませんでした。

昨日癒された高江にもう一度行きたい。

時は翁長前知事の後継者を決める選挙の3日前。
沖縄の意思を決める時期に、私は台風に向かってここを訪れた事になる。
移動の途中、両陣営の車がゆっくりと走った。

到着すると雨も降ったり止んだり。風も強まります。



それでもさすが沖縄。チョウは飛びます。

高江のチョウ達が環境に馴染んでいるのがよく分かります。



「チョウの風景画!」
フレーム越しにそんな光景が広がります。


ベニモンアゲハ




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道沿いのセンダングサに他のアゲハも訪れます。

ジャコウアゲハがゆったり。




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オキナワカラスアゲハ




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ふと目の前に海の景色が広がりました。
チョウが止まるセンダングサ群生の先は海の景色。


そうか、ここのチョウ達はやんばるの森と海に近い環境で育つんだ。



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出会ったチョウ達に挨拶です。

ツマムラサキマダラ



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イシガケチョウ


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ナミエシロチョウ



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リュウキュウミスジ





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ミナミキチョウ?(八重山でも高江でもキチョウの種類が区別できていない私です)




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さらに風が強くなってきました。
沖縄本島の後訪れる八重山の西表島のレンタカー屋から、キャンセルしてくださいとの電話も入りました。
この調子ですと石垣島への飛行機も危ういか・・


さあ終わりにしましょう。

高江を離れる前に、もう一度リュウキュウウラボシシジミに挨拶です。




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ありがとう。高江の自然とチョウ達よ。
また会いに来ます。


9月27日




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高江を歩くの3回のブログ、いつもより気持ちが入りました。

訪れた次の日の夜より、台風24号の影響で沖縄本島の多くの地域で停電となり、
被害も出ました。
心よりお見舞い申し上げます。

もしまた高江を訪れる機会があれば、
今度は住む方とも会話をし、人の思いも載せられればと思いました。

消えゆくチョウの環境。
高江のみならず私の故郷、諏訪でも大規模なソーラーパネル建設の問題があります。
地方でも都会でも、限られた環境の中で生き物達は精一杯生きている。
そんな姿に私は活力を貰い、生活できているんだと実感しました。

色々な生物達が生きる環境が維持されて欲しいものです。

MIYAKOUTA































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by MIYAKOUTA5040 | 2018-10-21 17:18 | 沖縄本島のチョウ | Comments(14)

高江を歩く2 高江の星に会う

初めての高江。
米軍基地に近い場所を歩き終わったのは午後3時20分頃。
リュウキュウウラナミジャノメの余韻に浸っていた私は、
この日の宿に向い始めました

しかし台風24号が近づいており、明日は果たして来られるのか・・
その気持ちが高江も別の場所へとレンタカーを向かわせました。

何がどう導いたのでしょう。
車から降りると飛んでいたのは星でした。

小さな星を翅に抱くチョウ

リュウキュウウラボシシジミ。




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私自身、西表島で過去一度会ったことのあるチョウですが、
沖縄本島北部にもいて、高江は数多く見られるとの事だ。


マクロレンズで撮ろうとしますが短い時間しか止まってくれません。



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小さなセンダングサの花びら2枚にこのチョウが止まります。
リュウキュウウラボシシジミ自身が花びらか!




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ようやく一頭が逃げずに吸蜜してくれました。
このチョウに気持ちを込めて・・・





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もっと近づいて・・



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ありがとう。高江の星よ。






さあ宿に戻りましょう。明日はここに来れるでしょうか?




2頭のクロマダラソテツシジミが「さてね」と楽しそうに止まってくれました。





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続く

























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by MIYAKOUTA5040 | 2018-10-14 17:33 | 沖縄本島のチョウ | Comments(10)

高江を歩く1 いつの間にかチョウに癒されて

沖縄県国頭郡東村高江

この地名から浮かんでくるのは、
米軍基地北部訓練場返還の条件となる、ヘリパッド基地移設の問題だ。

新たなヘリパッドが建設され、
オスプレイの訓練により、住民達は静かな普通の暮らしが出来なくなった。
建設に抗議する人を国側の人が排除する。
その痛々しさが映像を通して伝わってきたのを思い出す。
そしてここは自然豊かなやんばるの森があるのだが、その環境も破壊されている。

そんな高江を訪れずして、国内の色々な場所に行ってはチョウを撮影していることに、
私自身何か引っかかるものを感じていました。

日頃よりチョウとの触れ合いによって心の癒しを得ている私。
自然の有り難さを意識せずとも楽しんでいる自分に、心のどこかで警鐘を鳴らしていたのかも知れません。

勤務先の有休制度を使い、思い切って行ってみよう。
そう決めたのは8月の事でした。
しかしながらどんなリスクがあるのか分かっておらず不安はありました。

この地で活動されるチョウの研究家、宮城秋乃さんから事前に状況を教えて頂きました。
「虫好きな方が高江に興味を持ってくださること、大変励みになります。」
「観察はどなたでもできますよ。訓練場内に入らなければ、ハブさえ気をつければ心配するものはほとんどありません。」

事前に高江に関する本を読んだ。

やはり沖縄の地で生きた人しか分からない思いがあるのだ。
のこのこと出かけることに躊躇はありました。




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レンタカーで現地を訪れると

N1ゲートの前の道では座り込む人が1名。それに対しゲートで見張る警備員は5名ほど。
普段の散策では決して見ることの無い光景です。

私自身とてもゲート付近を歩く気持ちにはなれませんでした。
N1裏ゲートと思われる場所から林道に入っても、鉄線が張り巡らされ歩けません。


しかたなくとぼとぼと舗装された道を一人歩きます。
オオシマゼミが金属音さながらキーンと鳴く中歩くのは、少し心細くもありました。

途中オキナワハンミョウが道案内を始めます。



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そんな中、一頭のチョウが地面近くを飛びました。

リュウキュウウラナミジャノメ!!

なんてお茶目なんでしょう♪

今まで見たウラナミヤノメ系の中で一番元気な飛び方だ。
すぐに気に入ってしまった!


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色々な場所で出会えました。センダングサで吸蜜の姿はほんと嬉しかった。
リュウキュウウラナミジャノメは高江の基地周辺の象徴のようなチョウだな。

いつまでも元気でいて欲しい。





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なんとなく、飛び方がコジャノメに似ているのかな。
ここまで全開翅してくれるとは、少しは私もここのチョウに認められたのでしょうか?



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目の前に飛んで止まったのはイワカワシジミの♀。

このチョウも今まであまり縁が無かったのですが逃げずに居てくれました。




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傷みがあるものの翅を広げました。後ろ翅の白い帯状の斑に出会えました。



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ほかにもアオバセセリやクロセセリにも会えました。



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馴染みあるアマミウラナミシジミの姿にほっと。



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いつの間にかいつものようにチョウに癒される自分がいました。
やはり自然の恩恵が有って、こうして生活できているんだ。

そんな気持ちになりながら次の場所へと移動しました。

9月26日


続く














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by MIYAKOUTA5040 | 2018-10-07 17:33 | 沖縄本島のチョウ | Comments(8)